「結婚するのが、怖い」トラウマを乗り越えたある女性の話

 「結婚するのが、怖い」トラウマを乗り越えたある女性の話
YJ US

彼氏とメキシコを訪れて、デトックスしたり、ヨガしたり、活力を取り戻しました。そして結果として、結婚に対する恐れに向き合うことにもなりました。

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メキシコのトゥルムにある静かで湿度の高い砂浜で日の出を迎えていました。昨晩はジャングルの木々の下でメスカル(メキシコ特産蒸留酒)に酔いしれたにも関わらず、長年の彼氏であるアヌシュは、朝日を見ようと私を茅葺き屋根のコテージから連れ出しました。水平線を見渡す時には寝ている時に着ていたビヨンセのTシャツにグレーのコットンパンツを整えていました。アヌシュの方を振り返ると、彼は砂浜に跪いて、ラブレターとトルマリンの婚約指輪を手にしていました。「僕と結婚してくれますか?」と彼は言いました。私はあまりに驚いて、言葉も出ませんでした。

「結婚」に対する不安

いつも彼との未来を想像はしていましたが、一方で私の心の中には疑念と暗闇の感覚が常に存在していました:彼は私のことをよく理解し、常に思いやり、勇気付けてくれるたった一人の存在でしたが、それでも尚、私は将来を誓い合うことには消極的でした。

13歳の時、私の両親は心を蝕むような劇的な離婚をしました。そしてその経験は長い間、私の心に影を落としました。私の人生において、もっとも辛かった経験の多くは結婚、そしてその終焉から来るものでした。結婚というのは私にとっても最も避けたいことであり、最も信用できないことだったのです。

目の前にいる愛する彼を見つめながら、これらの過去のトラウマが私の頭の先から足の爪先に至るまでに警告音を鳴らしているかのように感じました。「この私がどうやって他人と結婚できるのだろうか?」しかし、彼を見ていると心が落ち着きました。ヨガやマインドフルネスのプラクティスで学んだことを静かに自分に語りかけました。「Be here now」のマントラを唱え、私は今この瞬間へとゆっくり戻っていきました。このマントラのおかげで、自分がどこにいて、誰といて、そして最も重要なこととして自分が何者かということを思い出しました。

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Translated by Hanae Yamaguchi