MEDITATION & MIND
感情の起伏がない人生はつまらない?
日本を代表するヨガ指導者、綿本彰さんが、ヨガにまつわる悩みに対してアドバイス。今回は「瞑想をすることによって感情を味わえなくなくなるのでは」というビギナーのお悩みに回答。
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小さなことに腹を立てたり、失敗を振り返ってくよくよ落ち込んだり、まわりの目を気にして落ち着かなくなったり…そんな「感情の起伏」に振り回されて、「こんな毎日もういや!」と思ったことはありませんか? けれど一方で、「泣いたり笑ったり、感情の起伏が人生そのものなのかも」と思うと、心に落ち着きをもたらす瞑想は、もしかしたら人生を退屈なものに変えてしまうのかも…と考えられなくもありません。「客観的に物事が観れるようになるほど、感情の起伏がなくなり、日常がつまらなくなっていくのでは」と悩むヨガビギナーに対する、綿本先生の回答とは。
瞑想が日常になることで、満ち足りた感情に包まれる
ご指摘のように、自分の感情をただ見守れるようになると、感情は深く鎮まり、とても穏やかな状態に戻ります。本当に純粋に、つまり瞑想的に見守ることができると、そこにはなんとも言えない解放感、充足感、幸福感が訪れるので、想像されているような「何もなくてつまらない」日常にはなりません。例えば、大好きな人と心静かにハグしている場面を想像してみてください。
喜んだり、おもしろがったりはなくても、とても満ち足りた、幸せな感じがしますよね。瞑想が日常になるということは、そういった状態がずっと続くということ。ぜひ、安心して瞑想街道を突き進んでいただけたらと思います。
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