本当の体幹トレーニングとは?インナーユニットを鍛える方法とおすすめポーズ|理学療法士が解説

 本当の体幹トレーニングとは?インナーユニットを鍛える方法とおすすめポーズ|理学療法士が解説
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堀川ゆき
堀川ゆき
2020-04-18
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ドローインした状態でヨガポーズ

ドローインがうまくできていると、インナーユニットを使えていることになるので、それを実際にヨガのポーズでも生かしてみましょう。

プランクポーズ

プランク
Photo by Paul Miller

体幹を使う最も代表的なヨガポーズです。腕の筋肉だけで支えてしまって今までこのポーズが辛かった人や、腰がどうしても反ってしまう方は、インナーユニットを使えておらず、お腹がタプンと柔らかく下がっていた可能性があります。お腹を凹ませてドローインして再チャレンジしてみましょう。

サイドプランクポーズでも良いですね。

四つ這いで腕と脚を伸ばす

ドローイン インナーユニット ハンドニー
Photo by Getty Images

右腕を前に伸ばした場合は、反対の左脚を後ろに伸ばします。これもバランスは一見取れていてポーズは完成しているけど、お腹がハンモックのように垂れ下がっていて、インナーユニットを全く使えていない人が多いです。必ずドローインしておこないましょう。

ヴィーラバッドラーサナI(戦士のポーズI)

戦士のポーズ1
photo by Michael Winokur

ポーズの時に腰が反り過ぎてしまうという人は、やはりドローインできていない場合が多いです。決して腰椎が柔軟なのではなく、ただインナーユニットの意識が弱くコントロールできていないのです。ヨガの後で腰が痛くなるという方はインナーユニットの出力不足が原因のため要注意です。この戦士のポーズⅠだけでなく、戦士のポーズⅡもⅢも同様に、必ずドローインを意識してチャレンジしてください。

最後に

他にもバランスポーズなど、様々なポーズでドローインしながらインナーユニットを働かせることがヨガでは必要となります。

インナーユニットを働かせている時とそうでない時との、ポーズの安定感や力強さ、バランス感覚の違い、疲れずにポーズをキープできる持久力の違いをぜひ体感してみてください。比べると違いは明らかだと思います。ただし、リラックスのポーズやストレッチのポーズの際は、インナーユニットの力は一度緩めてくださいね。

インナーユニットの意識で、これからのヨガが変わるはずです。

ライター/堀川ゆき
理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。抗加齢指導士。モデルやレポーターとして活動中ヨガと出会い、2006年にRYT200修了。その後健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士国家資格を取得し、慶應義塾大学大学院医学部に進学。現在大学病院やスポーツ整形外科クリニックで、運動機能回復のためのリハビリ治療に携わる。RYT200ヨガ解剖学講師も務める。2020年RPYT85修了。

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