パートナーを傷つけずにセックスを断る方法#大人こそ知りたい性のこと
言葉選びにも気を付けて
タイミングをはかり「セックスは無理」と伝えたのに、なぜだか機嫌が悪くなった。「強く触られるとイヤ」とリクエストしたら、相手が怒ってしまったという声も。デリケートな問題だけに、パートナーに納得してもらうにはもう工夫が必要です。
「それは言葉の選び方。『イヤ』と否定形ではいるのではなく、『こうして欲しい』と伝えると、相手も受け入れやすくなります。どうしても二人で話し合いができない時は、性を専門とするカウンセラーを頼ってください」(金子先生)
「セックスは挿入ではなく、コニュニケーション」という金子先生の言葉の通り、まずは相手を思いやることが大事。相手の気持ちに寄り添いながら希望を伝えることができれば、円満にセックス問題が解決できそうです。
最終回となる次回は、日常からセックスがなくなった女性の密かな悩みについて、金子先生にお話を伺います。
※家族にも友達にも、パートナーにすらも心の内を正直に話せないのが「セックスについての悩み」。もしあなたがセックスレスに悩んでいる、あるいはセックスが苦痛で本気で悩みを解決したいなら、多少の苦痛を伴ってでも専門家であるセックスカウンセラーの力を借りて、心と体に向き合ってみてはいかがでしょうか。本連載「#大人こそ知りたい性のこと」では、誰にも聞けないからこそ深刻化しやすい「30〜40代のセックス問題」について考えます。
教えてくれたのは...金子和子先生
日本性科学会 理事。臨床心理士。日赤医療センターで、30年以上セックス・セラピストとして勤務後、現在は「日本性科学会カウンセリング室」および「主婦会館カウンセリング室」でカウンセリングを行ない、多くの性の悩みの解決のサポートを行なっている。
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