「情熱を注ぐ2つの世界がひとつに」不動産仲介業者×ヨガ講師のWワーカー
――フルタイムの仕事以外にヨガティーチャーをしていて良かったことは?
不動産仲介業者とヨガを教える仕事は、まさに陰と陽のような感じです。両方の仕事があることでバランスがとれています。不動産業は絶えず締め切りに追われていて、とてもストレスフルでエネルギーを消耗します。陽の要素が非常に強いのです。でもこの仕事があるから旅行もできるし、夢を実現できています。逆に、陰であるヨガの仕事は回復や再充電、手放す時間です。おかげで自分の本質と繋がっていられるし、人々が彼ら自身に繋がるのを助けることもできます。
不動産業界に初めて足を踏み入れた10年前は、まったく異なる二つの肩書を持ちながら、まったく違う二つの世界を生きているような感じでした。不動産仲介業者であり、ヨギでいることは、色々な面で本当に大変でした。交わるところがあるとはとても思えなかったのです。でも時が経つうちに、その相反していた二つの世界が徐々に近づき始めたのです。今ではヨガ仲間や生徒たちの家の売買のサポートもしていますし、逆に不動産業のクライアントや同僚たちには、自分が培った身体やマインドや精神の健康についての知見をシェアしながらヨガを紹介しています。自分が情熱を注ぐ二つの世界がこんな風に一つになるなんて最高です。
――ヨガティーチャーの仕事が本業に与える影響は?
家の売り買いというのは、感情が大きく揺さぶられる経験です。人生での大きな変化や節目そのものです。取引の間は幸福感、興奮、達成感、安堵からフラストレーション、ストレス、時には手放すことによる悲しみまで、ありとあらゆる感情が引き起こされます。このプロセスを助ける役目を授かるのは光栄ですし、責任も重いです。良い聞き手となり、マルチタスクをこなしながら、問題解決もしなければなりません。不動産仲介業者としての私はプレッシャーを受けながらも平静でいる必要があります。これはヨガで身についたスキルです。だからヨガティーチャーとしても、今後も修練の道を続けていきたいと思っています。
ヨガハワイマガジン版/「Hybrids. Instructors who have another kick-ass career.」
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