「医療現場で安全かつ効果的にヨガを伝えたい」Wワーカーまでの道のり ♯CASE1

 「医療現場で安全かつ効果的にヨガを伝えたい」Wワーカーまでの道のり ♯CASE1
Kenji Yamada

世は副業時代。2018年には厚生労働省の「モデル就業規則」から副業禁止規定が削除され、自由な働き方への転換が求められています。そんな中、ヨガ講師として活躍するWワーカーたちが急増中。彼らに共通しているのは、キャリアを活かして独自の路線を切り開いている点。異なるキャリアを自在に操るテクニック、仕事内容にとらわれず自分の使命を貫くマインド…副業までの背景をインタビュー「Wワークを成功させる秘訣」を探ります。

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Wワーカーまでの道のり ♯CASE1看護師×ヨガ講師

看護師歴15年。看護の経験とヨガの知識を掛け合わせ、勤務先の病院でリハビリ用にオリジナルのヨガメソッドを提供している鈴木陽子さん。看護師とヨガ講師のWワークを選び、活動のステージに臨床現場を選んだ理由とは。そして、これからヨガ講師として一歩を踏み出すヨギに向けて、Wワークのメリットを聞きました。

――鈴木さんのこれまでの経歴と、ヨガとの出会いを教えてください。

看護師とヨガ講師のWワークストーリー 鈴木陽子
Photo by Kenji Yamada

今は看護師をしていますが、最初から医療職を目指したわけではなく、大学は文系の学部で国際経済を学んできました。東南アジアの経済などを勉強するうちに国際援助に興味を持ち始め、直接的に人の役に立つ仕事って何だろうと考えたんです。そこで初めて医療職に魅力を感じ、聖路加看護大学(現・聖路加国際大学)に学士編入しました。卒業後は聖路加国際病院の心臓内科系集中治療室(CCU)に所属。数年経った頃、最初の大学での学びを無駄にしたくないという思いが芽生えるように。そうだ、海外で視野を広げようと思い、アメリカに留学し米国正看護師の免許を取りました。もちろん資格を活かしてアメリカでの臨床を希望しましたが、父親の体調が悪化して日本に帰らなければならず……。帰国してからは外資系企業で産業保健師として採用していただき、メンタルヘルスに携わる仕事をしていました。多忙を極める生活で自分分自身の精神的ケアの必要性を感じ始め、友人に誘われて続けていた心にも作用するヨガに魅了されていったんです。それから看護師に復職し、今に至ります。

看護師とヨガ講師のWワークストーリー 鈴木陽子
現在は聖路加国際病院に勤務しながら、様々な場所でヨガ指導を行う

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Photos by Kenji Yamada
Text by Ai Kitabayashi



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