獣医師から薬草ハーバリストへ|加藤美帆さんの転身ストーリー

 獣医師から薬草ハーバリストへ|加藤美帆さんの転身ストーリー
Miho Kato - suu -
君嶋瑠里
君嶋瑠里
2020-02-21
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―――仕事に邁進していたのですね。なぜ、移住するという考えに至ったのですか?

以前の私は「他人軸」で物事を判断していました。「これでいいのかな?間違っていないかな?」と周囲を気にするあまり息苦しさを感じることも。でも、生き方は一つじゃないんですよね。サンフランシスコで出会った人々は、誰もがパワフルに自分らしく生きていて…。そんな彼らを見て、あるがままに生きる素晴らしさに気づいたんです。

「~しなければならない」ではなく「~したい」を判断基準にしてみたら、生き方の答えが自分の中にあるように思えました。「自分の道や愛するものは自分で選んでいい。そして、愛せないものは無理に選ばなくてもいい」…そんな風に自分自身を許してあげたら、モノクロだった世界が鮮やかに色づき、次々に人生の扉が開いていくような感覚を覚えましたね。

そして出した答えが、福岡県糸島市への移住という道。正直、糸島には縁もゆかりもないんですけどね(笑) でも、この美しい土地に惹かれるものがあったんです。

糸島の海
糸島の海 - suu -
糸島の海の夕暮れ -suu-
糸島の海の夕暮れ - suu -
糸島の森
糸島の森 - suu -

―――導かれるままに糸島へ。ライフスタイルはどのように変わりましたか?

日々、野歩きの毎日です! 都会にいた頃は便利さと同時に忙しさを感じていたので、糸島での自然にあふれた暮らしは非常に魅力的でした。物事の視点や心の在り方が変わり、本当の豊かさを感じられるようになりましたね。

―――野歩きとは、具体的にどのようなことをするのですか?

糸島の山々を歩きながら、その日食べたり飲むための植物、お風呂に入れる植物、薬になる植物を探します。丸一日、ひたすら薬草を探していることもありますよ。

同じ山の中であっても、朝や夜、晴れの日や雨の日…その日その時間帯によって出会える植物が違うんです。必要な薬草を採りに行くのではなく、その時々の巡り合わせを大切にしていますね。出会えた植物に「ありがとう」という気持ちで、いただいています。

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ハーブとスパイスの足湯 - suu -

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