第2の思春期?中年期の危機"ミッドライフ・クライシス"を乗り越えるには

 第2の思春期?中年期の危機"ミッドライフ・クライシス"を乗り越えるには
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南 舞
南 舞
2019-10-18
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ミッドライフ・クライシスを乗り切るには?

1.自分の内面の変化を見つめる

危機の時こそ、自分の中で起きている葛藤やそれによって引き起こされている負の感情と向き合うことが大切です。この時期に向き合えなかった葛藤や感情はその後の人生にも影響したり、ひどい場合は精神的な疾患になってしまう可能性もあります。信頼できる家族や友人に話してみたり、それが難しい場合はカウンセラーなどの専門家を頼ってみましょう。

2.これまでの人生で「してあげたこと」「してもらったこと」を振り返る

心理的な危機状況にある時は、自分に対しての自信を失っていたり、孤独感を感じがち。これまでの人生の中で自分が人の役に立った経験であったり、逆に人にしてもらったことを振り返ると少し気持ちが晴れてくるでしょう。

3.「いま、ここ」を大切にする

中年期はちょうど人生の中間地点。先のことを考えて不安になったり、過去のことを振り返って後悔することもあるでしょう。過去のこと・未来のことを考えすぎるとネガティブな感情が引き起こされやすくなります。「いま、自分にできていることは何か」「ここにいる自分には何ができるのか」に意識を向けていくと、感情が落ち着き、客観的に自分を見つめられるようになります。

ミッドライフ・クライシスを乗り越えるには、【自分を内観・客観視すること】や【今を見つめていく】ことがポイントになるでしょう。ヨガやマインドフルネスを練習することは、内観や客観視にも繋がりますし、それによって危機と新たな視点で向き合うことができるかもしれませんね。

ライター/南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。

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