踊るヨガとは?シャクティ・フローで自分を解き放とう
シャクティ・フローでは、自分が無防備に思える動きもあるだろう。だからこそアブナーや他のインストラクターたちは、安心できるスペースづくりに細心の注意を払う。新しいことを試す生徒たちを勇気づけるには、一切の批判のない場所が必要だ。試すことに恐れを感じる人もいる、とコングは思い起こす。コングのある生徒は最初のクラスに行くのが怖かったという。シャクティ・フローは「お尻を振るヨガ」というイメージがあったからだ。恐怖要因があるからこそ、アブナーは親しみやすさを心がけている。「クラスに行ったら、先生に歓迎されなかったというとんでもない話を時々耳にします」とアブナーは言う。彼女はクラスに来ただれもが居心地良く過ごしてほしいと願っている。
ヨガでお尻を振ることに疑問を感じる人たちに対し、アブナーは批判せずにこう提案している。「まずは試して下さい。それからどう感じたかを教えてほしい」アブナーは主にカイムニの「ヨガ・ハワイスタジオ」で教えている。コングも「ヨガ・ハワイ」やカイルアの「ホットヨガ・バイザシー」で、ヨーダーはカハラの「パワーヨガ」でクラスをもっている。
アブナーとコングによると、年々ティーチャー間のネットワークが広がっているという。シャクティ・フローのティーチャートレーニングはアメリカの至るところで実施され、ワンダーラスト・ヨガフェスティバルや他のワークショップでもクラスが開催されている。人気の高まりは各クラスでの身体的なアプローチや目的が評価されている証だろう。アブナーは、親しみやすく居心地の良いスペースを保つことが、生徒たちの「手放し」を後押しすると考えている。十分に解放できるからこそ、クラスで楽しく自由でいられるのだ。コングはクラスを受けると、こんな風に感じるそうだ。「どの部分も自分の身体。思いっきりシェイクしよう」
教えてくれたのは…ジュリー・イエスト
北カリフォルニア出身だが、アメリカ各地で暮らした経験がある。現在はホノルルに住みながらヨガインストラクターとライターをつとめる。ハフィントンポスト、エレファントジャーナル、ワイキキメニューズなどに寄稿している。
ヨガハワイマガジン/「Letting Go with Shakti Flow」
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