夜の「豚汁」に足すだけ!肌寒い秋におすすめの具材3選|管理栄養士が解説
朝晩と日中の気温差が出てくる季節。体を温めてくれる豚汁は、冷えやすい時季のうれしい味方ですよね。定番の具材で作るのはもちろんおいしいですが、今回は管理栄養士の視点から、冷えが気になる秋におすすめの豚汁の具材をご紹介します。
冷えが気になる季節…なぜ豚汁は体を温めてくれる?
豚汁は、温かい汁物という以外にも体を温める要素がたっぷり!その理由は、「豚肉」、「根菜」、「味噌」、「冷めにくい」の4つにあります。
豚肉は糖質の代謝をサポートするビタミンB1が含まれており、食べると体内で効率よくエネルギーが作られるので体を内側から温めてくれます。また、豚肉に含まれるたんぱく質は分解される際に熱を産生する「食事誘発性熱産生」がもっとも高い食材。積極的に取り入れれば、安静にしていても代謝量の増加が期待できます。
また、豚汁の材料である根菜は漢方の考え方において体を温める食材と位置づけられており、発酵食品の味噌は腸を整え全身の巡りをよくしたり、血管を拡張して冷えやすい手先や足先まで温めてくれます。そして、豚汁が普通の味噌汁より冷めにくいのは、豚肉の油分が表面に膜を張るため。食事の最後まで温かさをキープしてくれるのはうれしいですね。
豚汁にぴったり!秋の夜におすすめの具材3選
豚汁の定番具材といえば、豚肉、ごぼう、にんじん、大根、里芋、油揚げ、こんにゃくなどが挙げられますが、ここからは豚汁にぴったりのひと味違うおすすめ具材をご紹介します。
- かぼちゃ
ほくほくと甘いかぼちゃは、豚肉の旨味と組み合わさると全体がまろやかな味わいに変化します。また、かぼちゃに含まれるビタミンEには血行を促す効果が期待できます。煮崩れやすいので煮込み時間の後半に加えるのがポイントですが、煮崩れてとろとろになったかぼちゃも絶品。アレンジでうどんを加えれば、より満足感のある味わいが楽しめます。
- キムチ
ピリッとした辛味が食欲をそそるキムチ。一見意外な組み合わせのようにも感じますが、味噌とキムチは同じ発酵食品なので相性抜群!2つを合わせれば旨みがさらにアップします。キムチ自体にしっかり塩分があるため、いつもの味噌汁より味噌を控えめにするのが全体の味を整えるコツです。
- 豚バラ肉を肉団子に
豚汁といえば、豚バラ肉の薄切りを使う方が多いと思いますが、ボリュームをアップしたいときにおすすめなのが豚ひき肉を使った肉団子を入れることです。豚ひき肉におろししょうが、塩、片栗粉を入れてこね、丸めて味噌汁に浮かべるだけで完成!豚肉をそのまま食べるよりもだし汁がしみ込んでジューシーな食感を楽しめますよ。
具材の旨味を引き出す豚汁の作り方
たくさんの具材を使うことで普段の味噌汁より食べ応えがある豚汁。うまく作るにはいくつかのコツがあります。
まず、具材の豚肉や根菜類は油で炒めてから煮ます。具材の味や香りが移った油によって豚汁全体に深みが出てコクがアップ!具材を炒めてから水を加えて煮てもいいですが、炒めた具材に1カップほどの水を入れ数分蒸し煮にすれば野菜の甘みが引き立ちます。その後さらに水を足して煮込みましょう。
また、味噌は2回に分けて加えると具材に味がしっかりしみこみます。味噌全体の半量を先に加え少し煮込んでからいったん冷まし、仕上げにもう半分の味噌を入れれば味も風味も引き立った豚汁を作ることができますよ。香りづけにごま油や一味唐辛子をいれてもおいしいので、ぜひ試してみてくださいね。
ひと味違う具材で体もポカポカ
冷えが気になる秋の夜に食べたい豚汁のおすすめ具材をご紹介しました。豚汁は定番の具材や作り方でも十分体を温めてくれる効果が期待できます。いつもとひと味変えたいときやボリュームアップしたいときなど、ちょっとアレンジしたいときは今回ご紹介したおすすめ具材や作り方のコツを試してみてくださいね。
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