体を温めたい日に!味噌汁に加えたい食材とは?|管理栄養士が解説
肌寒くなり、温かい食べ物がおいしく感じられる季節になりました。味噌汁は手軽に栄養を取り入れられ、日本人の生活に欠かせない食べものです。この記事では、肌寒い季節に取り入れたい、体を温める働きに関わる栄養素や成分と、おすすめの味噌汁の食材を管理栄養士が解説します。
体を温める働きに関わる栄養素・成分
ビタミンE
ビタミンEは、脂溶性ビタミンの一つです。強い抗酸化作用を持ち、体内の脂質が酸化するのを防ぐ働きがあります。また、細胞膜を酸化によるダメージから守る役割も担っています。
ビタミンEは、血管や血液の健康を維持し、血流の改善が期待されています。
ジンゲロール・ショウガオール
しょうが特有の辛み成分として知られるのが、ジンゲロールとショウガオールです。
生のしょうがに多く含まれるジンゲロールは、加熱や乾燥によって一部がショウガオールなどに変化します。ジンゲロールは血行を良くして体を温め、ショウガオールは内臓の働きを活発にし、内側から体を温める効果が期待されています。
カプサイシン
唐辛子の辛み成分であるカプサイシンは、感覚神経にある受容体を刺激することで、辛さや熱さを感じさせます。また、交感神経系を介してエネルギー代謝や発汗を促します。身体が熱くなったと体感でも感じやすい成分です。
ねぎや玉ねぎに含まれる含硫化合物
玉ねぎ、長ねぎ、にらなどには、独特の香りや辛みを生み出す含硫化合物が含まれています。玉ねぎを切ったときに目がしみるのも、切ることで生成される揮発性の成分が関係しています。
これらの成分は抗菌作用や解毒作用などの様々な生理作用が期待されていますが、血流を良くし、血行促進にも効果が期待されてています。
味噌汁に入れたい!肌寒い季節におすすめの食材
かぼちゃ×玉ねぎ
かぼちゃは、ビタミンEやβ-カロテンを含む緑黄色野菜です。β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。かぼちゃの皮にもβ-カロテンなどが含まれるため、よく洗って皮ごと調理するのもおすすめです。
玉ねぎは、加熱することで甘みが増し、かぼちゃのほくほくとした食感によく合います。どちらも優しい甘みがあり、ほっとする味わいの味噌汁に仕上がります。
すりおろししょうが
しょうがは、いつもの味噌汁に手軽に加えられる食材です。すりおろして加えると香りや辛みが広がり、体が温まるような風味を楽しめます。
しょうがは加熱するとジンゲロールからショウガオールに変化します。味噌を加える前にしょうがを加えて温めるとよりしょうがの効果を生かすことができます。
豆板醤・一味唐辛子
唐辛子の辛みを楽しみたい方は、味噌汁に一味唐辛子を振りかけたり、豆板醤を加えたりするのもおすすめです。豆板醤を使えば、いつもの味噌汁をピリ辛の中華風にアレンジできます。
ただし、豆板醤には塩分が含まれているため、加える場合は味噌の量を控えめにして、全体の味を調整しましょう。辛みの強い調味料は、少量でも十分に風味を楽しめます。
まとめ
肌寒い季節には、かぼちゃや玉ねぎ、しょうが、長ねぎ、きのこなどを使った味噌汁がおすすめです。唐辛子や豆板醤を加えれば、いつもとは違う味わいも楽しめます。
温かい味噌汁を毎日の食卓に取り入れて、寒い季節をおいしく過ごしましょう。
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