自己肯定感低めの人へ。あきらめは前進のチャンスかも。裏表思考法とは?
「また今日もダメだった……」「どうせ私なんて……」いつもこんなふうに思ってしまうのは、あなた自身の問題ではありません。心の中にある「メンタルノイズ」が邪魔をしていたのです。自己肯定感は高めなくていいし、ポジティブに変われなくても大丈夫。『ありのままでラクに生きる練習』(アスコム)より内容を一部抜粋して紹介します。
考えないでメモをつけるだけ
- あなたの「こうなりたい」「こうしたい」が実現したときに困ること
- あなたの「こうなりたい」「こうしたい」が実現しないほうが得すること
この2つを考えてみる。
これが、「裏表思考法」です。簡単ですよね。
これで、あなたを邪魔するメンタルノイズが見つかります。
どんなことにも、必ずメリット、デメリットがあります。
うまくいかなくて原因探しをはじめたら、あれこれ考える前に、「裏表思考法」を実践しましょう。出てきた本音・本心の中に、あなたにブレーキをかけているノイズがあります。
裏表思考法を実践するときに注意するのは、頭の中で終わらせるのではなく、紙と鉛筆を用意するか、スマートフォンやパソコンを使って、「心のノイズメモ」として書き出すことです。
これまで気づかなかった潜在意識にあるものを引っ張り出すわけですから、書き留めておかないとすぐに忘れてしまいます。
それから、思いついたら、すぐに書くこと。
頭の中で書こうかどうか考えないようにします。
あなたの中にある倫理とか道徳、常識、正義、良識、悪、正解、不正解といったものは、すべて取っ払って、思い浮かんだものは片っ端から書き出しましょう。 誰に見せるものでもないですからね。
メンタルノイズが見つかったら、紙ならゴミ箱に捨てればいいし、スマートフォンやパソコンなら消去しちゃえばいいだけです。
「死ぬ」「生きたくない」「悲しい」「動きたくない」「不倫したい」「子どもが嫌い」など、ネガティブな言葉や社会常識に照らすとどうかなあと思っても、そのまま書く。
また、同じ言葉が出てきたときは、繰り返し書いてください。 「寂しい」と何度も出てきても、続けて書き出しましょう。
以前、私のところへ相談に来た人の中に、「死にたい」「死にたい」「死にたい」と何度も書き続けた人がいました。ところが、書き続けていたら、ある瞬間から「僕、死にたいんですかね」と言いはじめ、「死んではいけない」とか、「親が悲しむ」とか、ポジティブな言葉を書き出しはじめました。
心の奥にあることを引っ張り出すとは、そういうこと。
ネガティブを抑え込んでポジティブなことを書いてもつらいだけです。
ネガティブな言葉が浮かぶなら、それを出し尽くすと、どこかで底打ちしてポジティブに自然と変われます。
なんなら、ネガティブなままでもいい。出せば、出した分だけ心のデトックスにつながります。
書き出すだけでも、人の心って変わるものなんです。
裏表思考法でほかに意識するのは、最低6個は書き出すようにすること。それ以上書き出してもかまいませんが、最初の目標にしましょう。
6個はマジックナンバーとされており、6個を超えて出てくることが潜在意識の奥のほうに眠っていることといわれています。
6個出てくるようになると、すぐに10個、20個と出てくるようになります。
この本の著者…山根洋士(やまね・ひろし)
メンタルノイズ心理学創始者。30代で独立後、仕事で大きな成果を上げる一方、心身の不調を経験したことをきっかけに、「人はどうすれば本当に変われるのか」を深く探究するようになる。国内外の心理学・心理療法長年学び、極めて少数の「本当に効果の出る技法」を 組み合わせた独自のメソッドを提供するに至る。心の表面に現れる悩みだけでなく、その奥にある無意識の思考や感情のクセ=「メンタルノイズ」に着目し、生きづらさや人間関係、自己肯定感の問題に向き合ってきた。単なる知識の習得にとどまらず、現実の変化につながる実践的な心理学として、誰に相談しても変わらなかったという人たちの最後の場所として、山根自身の想像を超える様々な現実変化を引き起こしてきた。講座・セッション・カウンセラー育成にも力を注ぎ、書籍やメディアを通じた発信も行っている。著書はメンタル本大賞2021優秀賞を受賞し、累計10万部を突破。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く






