迷いやストレスを感じる時…旅に出たくなる「本当の理由」とは?

 迷いやストレスを感じる時…旅に出たくなる「本当の理由」とは?
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伊藤香奈
伊藤香奈
2019-04-01

自分のやりたいことがわからない、自分らしさがわからない…そんな時は「自分探しの旅」に出たいと思いますよね。GWに向けて、そんな旅を考えている人もいるのでは。なぜ旅にでなければいけないのか?旅で本当の自分が見つかるのか?そんな疑問について、もう一度立ち止まって考えてみませんか?

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なぜ旅に出たくなるの?

今の自分の在り方や将来について悩んだ時、なぜ人は旅にでるのでしょうか?それも、国内より海外。高級な旅行より貧乏旅行。ヒールにスカートではなく、スニーカー&デニムにバックパック。そんな旅があなたにもたらしてくれるのは、「非日常」と「ぼーっとする時間」。この2つが、自分を見つめなおすのにとっても重要なのです。

非日常に身を置く大切さ

「非日常」は、好きか嫌いかわからないけど「いつも通りだから行う」という行動習慣を見直させてくれます。働くのが好きかわからないけど、月曜日だから会社に行く。この人とランチに行くのが好きかわからないけど、同僚だから行く。パスタランチをすっごく食べたいわけじゃないけど、今日は雨だから近場のパスタ屋に入る。この仕事が好きかわからないけど、責任感でこなす。などなど…。すべてが「自分の選択」ではなく「いつもの行動」であったり、与えられた選択肢から「×ではない」や「決まっているから」を選んでいたりと、考えることや決めることから遠ざかっているのではないでしょうか。そんな日常から抜け出し非日常に身を置くことで、「×ではない」を選ぶのではなく「私が〇と思うことを選ぶ」という基準で行動を決めていくことができ、改めて自分の好き嫌いと向き合うチャンスになります。

ぼんやりする時間の価値

暇な貧乏旅行であるほど、お金がなくて何もすることがないという時間がたくさんあります。町をぶらぶらと歩いたり、海を見ながらひたすら時間をつぶしたり。そういうぼーっする時間にあなたが思い出すことや感じることは、何なのか?をじっくりと味わいましょう。人付き合いは面倒だ!と感じていたのに、「やっぱり誰かと話ししたい」と思ったり、「誰かにこの景色のすごさを伝えたい!」と写真を撮りたくなったりする瞬間に、幾度となく出会うでしょう。あんなに仕事を辞めたいと思っていたのに、暇すぎることをストレスに感じることもあるでしょう。ついつい会社のメールが気になってしまうのは、「責任感」だけでなく「必要とされていることを実感したい」のではないでしょうか。ふっとわいてきた感情と向き合うことで、自分の深層心理が見えてくるかもしれません。何もしない、誰とも関わらない、一人だけの時間は、特に自分が嫌っていることに対しての本音が見えてくる時間でもあります。

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