【男性更年期の体験談】突然の動悸、血圧上昇やパニック…「自分がおかしい」当事者が語るリアル
回復のきっかけは周囲に話すことだった
仕事に行くのも難しくなってしまった阿南さんですが、いったいどのようにして回復へ向かったのでしょうか。最も重要だったのは、症状について素直に周囲に打ち明けることだったといいます。
「妻に『今こういう状況だからごめんね』と話しました。もしかしたら、みんなと一緒にいても途中で辛くなって外に出ちゃうかもしれない。でも、時間をください、絶対に治るからと伝えました。」
阿南さんは、周りに状況を知ってもらって日々過ごすなかで、少しずつ自分で症状をコントロールできるようになっていきました。さらに、同じ更年期を経験された方々との会話も大きな支えになったそう。
「今まさに更年期真っ最中の方や、更年期を克服した方々と、更年期という共通の話題で話すことで、気持ちが少し和らぎました。自分1人じゃないんだ!と思えるだけで、気持ちが落ち着いたんです。」
運動と栄養、そして誰でもよいので自分の状況を話すことが大切
病院では、筋肉を柔らかくする薬が処方されましたが、最終的に効果的だったのは体を動かすことだったといいます。特に、肩甲骨周りを緩める体操や腹式呼吸を継続することで、症状が軽くなっていきました。
「更年期に限らず、悩みを心に秘めていると陰気になって、どんどん暗くなっていきます。泣きたい時は我慢せずに泣いて、笑いたい時は思い切り笑って、運動して、バランスのよい食事をとる。そして会話をたくさんすることが大切です。誰もが自分の弱い部分を周りの人に話したくないと考えがちです。家族でも友達でも誰でもかまいません。相手を見つけて少しずつ話した方がいいと思います。孤独にならないことが何よりも重要です。」
特に男性は更年期の話を周りにするのをためらいがちです。日常生活に支障を来すほどの状況であれば、泌尿器科へ相談することも大切です。ぜひ阿南さんの体験を参考に、悩みを抱え込まずに前向きに対処していきたいですね。
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