【お金はこれで増やせます】月3万円からでOK!?老後に3000万円以上の金融資産を築く方法
大人気節約・投資系YouTuberの著者・節約オタクふゆこ氏が、誰でもマネできる「再現性」+「実践性」に徹底的にこだわった、ふゆこ流・インデックス投資+高配当株投資のメソッドを大公開!書籍『お金はこれで増やせます 失敗したくない人のための投資の教科書』(アスコム)より内容を一部抜粋して紹介します。
月3万円の投資で資産上位25%の仲間入り
実際に、「株式投資で資産をどれくらい増やせるのか?」をシミュレーションしてみましょう。オルカンの期待リターンを6%とし、それが将来にわたって続くという前提で、投資益が非課税になるNISAの「つみたて投資枠」でインデックス投資をしたと想定します。毎月3万円の積み立て投資(=年間36万円)でも、20年継続すれば6%のリターンが積み上がっていき、資産は1000万円を超えます。さらに30年後には、3000万円近い資産を積み上げることができます。もっと頑張って5万円を積み立てたら、なんと5000万円近い資産に届く計算です。老後に3000万円以上の金融資産があったら、かなり安心できるのではないでしょうか?
日本の総世帯数約5600万世帯のうち、4000万世帯以上が所有資産3000万円未満のマス層に該当します。つまり、3000万円以上あればアッパーマス層に入ることができ、現時点の感覚では経済力において国民の上位25%に入ることができるのです。インフレが加速していく不安はあるにせよ、60代で3000万円以上の資産があり、さらには年金ももらえるとすれば、少なくとも「貧困のなか、カツカツで生きていく」という事態には陥らないのではないでしょうか。「でも、月に3万円も捻出できないよ!」そういいたくなる人もいるでしょう。確かに、月3万円の出費は小さくないですよね。でも、それは本当にできない支出でしょうか?
・スマホを大手キャリアから格安SIMに変える
・電気やガスの契約会社を見直す
・不要なサブスクを解除する
・外食をなるべく控えて自炊をする
・コンビニや自動販売機で飲料を買わず水筒を持参する
・引っ越しなどで家賃を下げる
これらは、わたしが年間300万円貯金を達成した際にやっていた節約の一部です。自分の人生にとって「欠かせない大切なもの」への出費をやめる必要はありませんが、「特に理由はないけれど、なんとなく」「変えるのが面倒」という惰性でお金を使っているのであれば、それは浪費です。会社員時代のわたしは、毎日2本から3本のドリンクを職場の自動販売機で購入していました。これこそまさに、「なんとなく」の出費です。1本あたり150円くらいだとしても、1日450円×5日×4週間で1カ月に9000円、年間にするとなんと10万8000円という大きな金額です。このような日々の浪費をなくすだけでも、投資に回すお金を捻出することはできるでしょう。浪費生活から〝節約オタク〞に変身できた自分自身の経験からも、生活習慣の見直しや家計簿による支出の把握・改善をしていけば、3万円の支出はできないことではないと思います。節約は大変ですし、ストレスを感じることもあるかもしれません。単身者のわたしと違い、子育て世代の人などは、なかなか支出を削れないところもあるでしょう。でも、「まだ本格的な節約をはじめていない人が腹を括って本気を出せば、3万円には必ず届く」とわたしは信じています。月3万円の投資を継続していくだけで将来的なお金の不安が消えていくのですから、無駄な出費を抑え、生活習慣を変えていく価値は確実にあると考えます。
将来の不安から〝お金の見直し〟をはじめた
「投資をやらないことはリスクになる」なんて、ちょっと偉そうなことをいいましたが、わたしが株式投資をはじめたきっかけは、そこまで理論的なものではありません。ただただ、「将来が不安だったから」です。わたしは2017年に理系の大学院を卒業し、24歳で半導体メーカーのエンジニアとして就職しました。「ここからキラキラした社会人生活がはじまる!」という期待を胸にスタートしたものの、現実はまったく違いました。手取りは約20万円。当時の新卒としては平均よりも恵まれていたにもかかわらず、わたしは無自覚な浪費を繰り返し、いつも「お金がない」生活をしていました。大学院時代の奨学金477万円の返済(月3万円)もあり、お金を投資に回すどころか、貯金もまったくできない状態だったのです(ちなみに、奨学金は無利子なので返済を急ぐ必要はなく、返済は現在も続けています)。しかも、残業続きで、セクハラやパワハラも日常的にあるような職場環境でした。女性エンジニアへの偏見も根強く、ストレスは溜まる一方です。「毎日頑張っているのに、いつになったら報われるの?」「こんなに苦しい生活がこの先もずっと続くの?」「いまの収入で、将来、結婚や子育てなんてできるの?」未来への希望がまったく見えず、常にイライラし、自分や周囲に対し不満を抱え、不安に押し潰されそうな日々でした。でも、26歳のときに、「文句ばかりいっていても、なにも変わらない」と一念発起!まず、転職して手取りを月25万円に上げることに成功しました。固定費・変動費も徹底的に見直し、副業もはじめて年間250万円以上の貯金を達成したのです。そこからは、家計簿アプリで支出を〝鬼管理〞していきました。
・スマホは格安SIMに変更
・外食は月1回だけ。大好きな「つけ麺」を食べる日以外は自炊
・自販機で飲み物を買うのをやめ、毎日水筒2本を持参
・「ほしいもの放置リスト」をつくり、物欲をクールダウンする
・「なんとなくコンビニ」を卒業、特別な日以外の間食はなしに
・スーパーでは「買うものリスト」以外は見ない・買わない
・引っ越しで家賃を月6万円→4.3万円に削減(年間20万円の節約に!)
その他にも、電力会社の変更や保険の見直し、使っていないサブスクの解約など、無駄な支出を徹底的に見直しました。最終的には、生活費を家賃込みで月10万円に圧縮し、その生活を4年間継続したことで、29歳のときに資産1000万円を達成することができたのでした。
「そんな生活じゃ人生がつまらない」「将来の備えより、いまを楽しみたいから我慢したくない」という人もいるかもしれません。かつてのわたしも、そうでした。これは結局、「自分の人生の優先順位はなにか」という価値観によってくると思います。あたりまえのことですが、有り余る富を持っているような人以外は、使えるお金には限りがあります。そのなかでやりくりをするためには、なにかを選ぶ=なにかを捨てなければ成り立たないのです。「若いうちは好きなことにお金を自由に使う」ことを優先するなら、将来のための備えや金銭的な安心は、とりあえず捨てる必要があります。本音をいえば、「すべてを手に入れたいし、どれも捨てたくない!」というところですが、決まったお金で生活をしている限り、そういうわけにはいきません。わたしは節約生活に入るにあたり、「自分が人生で大切にしたいものはなにか」を徹底的に見つめ直しました。その結果、譲れないものとそうでないものがはっきりしたことにより、節約や投資に全力投球できるようになったのです。
節約というと、「とにかくすべてを我慢する」というイメージがあるかもしれませんが、わたしはそうではなく、「不必要なものを買わないこと」だと考えています。本当にほしいものまで我慢してしまっては、ストレスが溜まり、人生そのものがつまらなくなってしまうでしょう。みなさんも投資や、投資費用を捻出するための節約に取り組む際には、まずお金や人生に対する「自分軸と優先順位」を明確にすることをおすすめします。こうして節約で貯めた資金と、YouTubeなどの副収入を株式投資に回した結果、2025年には資産6000万円に到達することができました。26歳のあのとき、第一歩を踏み出して本当によかったと思っているところです。
この本の著者…節約オタクふゆこ(せつやくおたくふゆこ)
1993年2月14日生まれ、自らを「節約オタク」と称する節約・投資系YouTuber。理系の大学院修了後に開発職として電子系メーカーに就職したものの、将来のお金に対する不安を拭えなかったことがきっかけでお金について学ぶ。その後、奨学金477万円を返済しながら1カ月10万円で生活し、年間300万円を貯金、20代で資産1000万円を達成。現在は脱サラしてフリーランス。2021年から運営しているYouTubeチャンネル「節約オタクふゆこ」は日常的な節約法のほか、投資についての動画も初心者・中級者向けに配信して人気を集め、チャンネル登録者数は65万人を超える(2026年1月時点)。著書に『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』(アスコム)がある。各種メディアへの出演や、セミナーへの登壇など講演活動も積極的に行っている。
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