納豆に、ただ足して混ぜるだけ!睡眠の質を上げる「夜のタンパク質レシピ」|管理栄養士が解説

納豆に、ただ足して混ぜるだけ!睡眠の質を上げる「夜のタンパク質レシピ」|管理栄養士が解説

「最近ぐっすり眠れない」という方は、夕食の献立を見直してみませんか?実は、納豆にある食材を足すだけで、睡眠の質を高める最強の組み合わせになります。その食材とは「カツオ節」。混ぜるだけの簡単レシピと、睡眠に効くメカニズムを解説します。

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睡眠の質を上げるカギは「トリプトファン」

質の良い睡眠に欠かせないのが「メラトニン」という睡眠ホルモンです。このメラトニンの材料になるのが、必須アミノ酸の「トリプトファン」です。トリプトファンは体内で合成できないため、食事から摂る必要があります。夕食で摂取することで、夜にかけてメラトニンが生成され、自然な眠気を促してくれるのです。

カツオ節はトリプトファンの宝庫

カツオ節100gあたりのトリプトファン含有量は約970mg。これは納豆(約240mg)の約4倍にあたります。さらに、カツオ節にはトリプトファンからセロトニンを合成する際に不可欠な「ビタミンB6」も豊富に含まれています。つまり、カツオ節は睡眠ホルモンを作るための材料と、それをサポートするビタミンの両方を含む優秀な食材なのです。

カツオ節
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納豆×カツオ節が最強な理由

納豆にもトリプトファンやビタミンB6が含まれているため、カツオ節と合わせることで効率よくダブル摂取できます。さらに、納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」には血流を改善する働きがあり、栄養素を各部位へ届けやすくしてくれます。また、納豆1パック+カツオ節ひとつかみで、たんぱく質は約10〜12g補うことができ、夕食に必要な栄養素を簡単にプラス できます。

納豆カツオ節
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作り方は混ぜるだけ

納豆1パックにカツオ節を小袋1〜2パック(約3〜5g)加えて混ぜるだけ。付属のタレとからしを加えてもOKです。お好みで刻みネギや卵黄をトッピングすると、さらに栄養価がアップします。ご飯にかけても、そのままおかずとして食べても良し。調理時間は1分もかかりません。

食べるタイミングは夕食がベスト

トリプトファンがメラトニンに変わるまでには時間がかかります。夕食で摂ったトリプトファンは、日中に「セロトニン」へ変換され、夜になると「メラトニン」に変わります。就寝の3〜4時間前、つまり夕食時に食べるのが理想的です。ちなみに朝食で摂れば日中のセロトニン(幸せホルモン)として働くため、朝と夜の両方で食べるのもおすすめです。

まとめ

睡眠の質を高めたいなら、夕食に「納豆×カツオ節」を取り入れてみてください。カツオ節のトリプトファンとビタミンB6が、睡眠ホルモン「メラトニン」の生成をサポートします。混ぜるだけで完成する手軽さも魅力。今夜から試して、ぐっすり眠れる習慣を作りましょう。

参考文献
文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
厚生労働省 e-ヘルスネット「睡眠と生活習慣病との深い関係」
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」

記事監修/亘美玲
管理栄養士。病院栄養士として七年間勤務後、食品会社にて約十五年間、メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任を務める。自身の妊娠・出産、離乳食作りの経験をきっかけに母子栄養の研究を重ね、現在は産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座など幅広く活動している。

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