温野菜と生野菜、春の不調に効くのはどっち?|管理栄養士が解説
春は「なんとなく不調」が起こりやすい季節 春は気温差や環境の変化が大きく、自律神経が乱れやすい時期です。「だるい」「眠りが浅い」「胃腸が弱る」など、はっきりしない不調を感じる方も多いのではないでしょうか。 こうした時期こそ、毎日の食事で体をやさしく整えていくことが大切です。そこで今回は、栄養豊富な野菜のよりよい食べ方について解説します。
春は「温野菜」をベースにしましょう
結論から言うと、春の不調対策には温野菜をベースにすることがおすすめです。
理由は、胃腸への負担を減らし、体を冷やさない点にあります。春は暖かくなってきたとはいえ、朝晩は冷えたり、体はまだ冬モードのまま。そんな状態で冷たい生野菜を多く摂ると、胃腸に負担がかかってしまうことがあります。
温野菜にすることで、消化吸収がスムーズになり、内臓の働きをサポートしてくれます。
温野菜のメリットとは?
温野菜の良いところは大きく3つあります。
① 体を冷やさず、内臓機能をサポートする
② 消化しやすく、胃腸に優しい
③ 加熱によってかさが減り、野菜をたっぷり摂れる
特に、にんじんやトマトに含まれるβカロテンやリコピンは脂溶性で、加熱によって吸収率が向上します。
生野菜のメリットとは?
生野菜が悪いわけではありません。生野菜には酵素やビタミンCなど熱に弱い栄養素を効率よく摂れるメリットがあります。
春の不調があるときは、生野菜を食べる場合は「量」や「タイミング」がポイントです。
例えば、
・夜は生野菜は少量にして、具沢山のスープや味噌汁にする。
・生野菜を食べるなら消化吸収しやすい昼食でとる
・付け合わせの温野菜を増やして、サラダは少量にする
などです。
おすすめ温野菜サラダの組み合わせ
・春キャベツ×ツナ
ざく切りにした春キャベツをレンジで加熱して、ツナとオリーブオイル、塩と和えるだけ。
春キャベツはやわらかく消化にいいので疲れている時にも◎
・新じゃがいも×アスパラ
じゃがいもとアスパラをレンジで加熱し、コンソメとオリーブオイルで和えると春のホットサラダのできあがり。
→カリウムが豊富でむくみ対策にも◎
・ブロッコリーとゆで卵のサラダ
ブロッコリーをレンジで加熱し、ゆで卵とマヨネーズ、塩コショウをざっくり和えるだけ。
→ブロッコリーはビタミンCやたんぱく質が豊富でストレス対策にもおすすめ。
まとめ
体調に合わせて“選ぶ”ことが大切
温野菜と生野菜、どちらが良い・悪いではなく、その時の体調に合わせて選ぶことが大切です。春は特に、体をいたわる食べ方がポイント。「なんとなく不調だな」と感じたら、まずは温野菜を少し増やすことから始めてみてくださいね。
ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く








