「それいいね!」と口に出してみる【パリで見つけた生きやすさのヒント】

「それいいね!」と口に出してみる【パリで見つけた生きやすさのヒント】
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MIKI
MIKI
2026-05-17

極度の人見知りだった私の人生を180度ひっくり返してくれたのが、20代後半からのパリ暮らしでした。東京でPR会社を起業して全国で仕事をする「今」につながる出会いの数々。本連載「パリで見つけた生きやすさのヒント」では、パリでたくさんの人や出来事から教わった、気持ちが少し楽になる生きやすさのヒントをご紹介します。

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パリ出張中、オペラ座近くの博物館立ち寄った時のこと。次の目的地への行き方がわからず受付でたずねると、答えより先に思いがけない言葉が返ってきました。「今日のファッション、とてもchic(シック / 素敵)ですね! ISSEY MIYAKEでしょう? 日本人にとてもよく似合うデザインだと思います」。思いがけず、お気に入りの服をほめてもらい嬉しくなった私は、少しの間、時間を忘れて、ISSEYのショップが並ぶ青山の街のことや、普段しているPRの仕事の話をしていました。初対面かつ、カタコトのフランス語にも関わらず会話が弾んだのは「それいいですね!」という一言から始まったコミュニケーションだったからだと思います。なんだか晴れやかな気持ちになり、次の約束に向かう足取りが軽やかになったのを覚えています。

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日頃、SNSでは気軽に「いいね」を押したり、ハートをつけたりできるのに、いざ面と向かうと、内心「あ、素敵」と感じても言葉にしないまま、心にしまっておいてしまう……なんてこと、ありませんか。大げさな感じがして気恥ずかしい、言わなくても伝わるはず、など、理由はさまざまだと思いますが、せっかくなら相手に伝えてみると素敵な会話が生まれたり、良いアイスブレイクになったりするかもしれません。

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服装などの見た目をほめるのは抵抗があるという方は、相手の持ち物に注目してみるのはどうでしょう。私自身、パリで買い物中に「そのバッグ、色合いと形がとてもsympa(サンパ / 感じいい)ね! どこで買ったか教えてもらえない?」と声をかけられたことがあります。日本で見知らぬ人に声をかける機会は多くないと思いますが、たとえば、ビジネスシーンでも、名刺入れや文具、鞄などのセンスをほめれば、スムーズな会話のきっかけになるはずです。パリで私が学んだ(そして、実際に嬉しかった)コツは2つ。「心から思っていることを言う」「できるだけ具体的にほめる」です。まずは友人や家族など、親しい人との会話から試してみませんか。

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