連載|Dr.yogiの医療の現場からvol.4|平均年齢80歳!スーパーばあちゃんず、いの町へ
私たちが住んでいる街は、交通のインフラといえばローカル線の単線があるだけの、車がないと不自由な街です。スーパーばあちゃんずをはじめとする参加者全員で移動するため、レンタカーを借りて全員をピックアップ。私と妻が運転手を務めて、山陽道を岡山まで走り、瀬戸大橋を渡って、高知道へ。片道7時間くらいかかる長旅です。私はクリニックでの診察を午前中に終えて、トイレ休憩をしつつ、いの町には20時半くらいに到着しました。長旅なので、スーパーばあちゃんずが車に酔わないかとか疲れないかとか、いろいろ心配したものの、そんな心配は何のその! 最年長の88歳の山本さんは、誰よりもスタスタ歩き、道中喋りっぱなしで、みんなもビックリ。ヨガによって体力が満ちてくると、気力も充実してくるのだなと実感した旅になりました。
高知県いの町の真ん中を流れる仁淀川は、日本一の清流といわれ、近年 「仁淀ブルー」で有名なのだとか。当日は、大雨警報が出てしまい、「仁淀ブルー」は残念ながら「濁ったブラウン」でしたが、来場された皆さんは、スーパーばあちゃんずに会えて大喜び。なかでも、84歳の原田さんのブリッジは拍手喝采! 講演会会場は、満員御礼の大盛況でした。
平成の市町村合併で、いの町も広域化され、従来の集団介護予防運動に参加できない方々が増えて、問題になっています。この対策として、1人でもコツコツできる私の「かわむらヨガメソッド」を役立てようというのが今回の講演会の目的でした。
翌日も大雨警報が出てしまい、瀬戸大橋は通れず、山陽道が通行止めになるなどトラブル続き。ほかのルートでやっとこさ、山口に帰り着きました。やれやれ。 私と妻はヘトヘトになりましたが、スーパーばあちゃんずは最後まで、元気そのもの。恐るべし!スーパーばあちゃんずのパワー。
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