【ドライジャニュアリーって知ってる?】研究から見えた1か月の禁酒による心と体の変化とは?

【ドライジャニュアリーって知ってる?】研究から見えた1か月の禁酒による心と体の変化とは?
Adobe Stock
HIDEMI
HIDEMI
2026-01-16

短期間であっても飲酒を控えることは健康状態の向上につながり、長期的に飲酒量を減らす助けになることが分かった。

広告

ドライジャニュアリーとは?

2013年、飲酒と健康に関する啓発活動を行う英国の団体アルコールチェンジUKが、年始1月の1か月間アルコールを控えるドライジャニュアリーのキャンペーンを開始した。同団体によると、2025年1月には世界で約20万人がこのドライジャニュアリーへの参加登録をしたという。これまでの研究でも、ドライジャニュアリーに取り組むことが健康面で一定の効果をもたらす可能性が示されてきた。2019年1月に発表された研究では、参加者の活力が向上し、体重がより健康的な水準になったことが報告されている。さらに、今回の新たな研究では、わずか1か月の禁酒でも、睡眠の質の向上や体重減少、気分の改善といった身体面、心理面の改善が確認された。

Adobe Stock
Adobe Stock

ドライジャニュアリーの健康効果

今回の研究では、ブラウン大学の研究者らが、これまでに行われたドライジャニュアリーに関する16件の研究を分析した。15万人以上の参加者を対象に、参加者の特徴や参加による影響、成功を後押しした要因を検証した。結果、1か月間完全に禁酒した参加者は、睡眠の質や気分の改善、体重の減少に加え、肝機能や血圧の改善が確認された。体重が減り、集中力が高まり、以前より活力が向上したと回答する人も多かった飲酒量を減らしただけの参加者でも、これらの項目で一定の改善がみられた。短期間であっても飲酒を控えることで、身体面と心理面の双方に有意義な改善が生じることが示された

研究の筆頭著者でブラウン大学公衆衛生学部で博士研究員を務めていたメーガン・ストロジャー氏によると、参加者の多くは終了後も飲酒量を増やすことなく、抑えた状態を維持しており、ドライジャニュアリーが節度ある飲酒の継続につながっているというまた、「ドライジャニュアリーへの取り組みは、一度立ち止まり、社会生活や精神面、身体面への影響を含めて、アルコールとの関係を考え直す機会となります」と語った。

Adobe Stock
Adobe Stock

課題と改善点

今回の分析では、負の側面も確認された。1か月間の禁酒を達成できなかった一部の参加者は、その後に飲酒量が増えるいわゆるリバウンドを報告した。それでも研究者らは、啓発活動の拡大や多様なインフルエンサーとの連携、より幅広い層に向けたメッセージの発信を進めるべきだと提言する。さらに、完全な禁酒ではなく飲酒量の削減を促すダンプジャニュアリーを含め、ドライジャニュアリーに関する米国内での研究を増やす必要性や、目標設定や進捗管理、意欲の維持を支援するツールへの投資拡大も求めている

Adobe Stock
Adobe Stock

専門家によるドライジャニュアリーのコツ

最も成功につながりやすいのは、意志の強さに頼ることではなく、事前の準備や周囲の支えを得る方法です」とストロジャー氏は述べる。「成功した参加者は、ドライジャニュアリー関連のアプリやメール、オンラインコミュニティを活用し、記録や動機づけを含む行動支援の仕組みを活用していました。1人で抱え込まないことが大切です」と言う。マイアミ神経科学研究所の精神科医レイチェル・ロハイディ氏は、成功の鍵の1つとして周囲の人との共有を勧める。「友人や家族、同僚と目標を共有すれば支援を得やすくなり、孤立感も和らぎます。共に取り組むチャレンジとして位置付づけたり、身近な人を巻き込んだりすることで、社会的な取り組みとなり、責任感や楽しさも高まるでしょう」と述べる。また、「現実的な目標を設定し、アルコールを控えた活動を計画し、小さな節目を祝うことも、1か月を通して意欲を保つ助けになります」と語った。

出典
https://sph.brown.edu/news/2025-12-03/dry-january

https://www.medicalnewstoday.com/articles/dry-january-1-month-no-alcohol-difference-health-study

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

Adobe Stock
Adobe Stock
Adobe Stock