1枚添えるだけ!ミネラルと食物繊維がたっぷり・抗酸化成分でアンチエイジング「焼きのり」が老化ケアに役立つ理由

1枚添えるだけ!ミネラルと食物繊維がたっぷり・抗酸化成分でアンチエイジング「焼きのり」が老化ケアに役立つ理由
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毎日の食卓に何気なく登場する焼きのりは、皮膚や粘膜の維持、酸化ストレス対策、腸内環境のサポートなど、年齢とともに気になりやすい変化を幅広く支えてくれる身近な食材です。特別な準備をしなくても、一枚添えるだけで老化対策につながります。続けやすい焼きのりの魅力を紹介します。

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焼きのりが老化ケアに役立つ理由

焼きのりには海藻特有のミネラルや食物繊維に加え、βカロテン(体内でビタミンAとして働く)、ビタミンCなどの抗酸化作用をもつ栄養素も含まれています。これらは皮膚や粘膜の健康維持、日常の酸化ストレスへの対策に役立ちます。

ビタミンAとビタミンC

皮膚や粘膜の維持、コラーゲン生成のサポート、酸化ストレスへの対応に関与します。特にβカロテンは必要に応じてビタミンAとして働き、乾燥やくすみが気になる時期の栄養補給に有用です。

鉄分や亜鉛などのミネラル

代謝や皮膚のターンオーバー、免疫機能の維持に関わるミネラルが含まれています。特に鉄分は不足しやすく、日々の食事で少量ずつ積み重ねることがコンディションを整える土台になります。

食物繊維

水溶性食物繊維が腸内環境の改善に役立ち、結果として肌の状態のサポートにもつながる可能性があります。焼きのりは調理なしで取り入れられる点も魅力です。

四十代以降に焼きのりが合う理由

四十代以降は、乾燥しやすい、疲れが抜けにくい、腸内環境が乱れやすいといった変化が起こりやすくなります。こうした変化に対し、焼きのりの持つビタミン、ミネラル、食物繊維は広くサポートします。焼きのりは保存しやすく、調理不要で取り入れやすい点も続けやすさにつながるメリットです。

一日あたりの目安量

焼きのりは全形一枚で約3グラム前後です。この量に、ビタミンCやβカロテン、食物繊維などが少量ながら含まれ、食事の栄養バランス改善に寄与します。

ヨウ素は全形一枚あたり数十マイクログラムの範囲で、健康な成人の推奨量(目安量)は一日約150マイクログラムとされています。通常の利用範囲であれば過剰摂取にあたりにくい水準です。

注意したい点

焼きのりは海藻類の中ではヨウ素量が少ない方ですが、甲状腺疾患のある人や治療中の人は医師の指示に従ってください。サプリメントと併用している場合は総摂取量にも注意が必要です。また、味付け海苔は塩分や糖分が多い場合があります。エイジング対策として取り入れるなら、焼きのりや乾のりがおすすめです。

日常に取り入れやすい方法

そのまま添える

味噌汁、納豆、卵焼きなど、普段のおかずに一枚添えるだけで栄養の積み増しができます。

納豆
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砕いてトッピングにする

サラダ、温野菜、スープ、ご飯などに散らすだけで風味と栄養価がアップします。

サラダ
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主食と組み合わせる

おにぎりや巻きものに使うことで、食物繊維やミネラルが無理なく摂れます。開封後は湿気と光を避け、早めに使い切ることで風味と栄養を保ちやすくなります。

まとめ

焼きのりは、日々の食事に手軽に取り入れられる若見えサポート食材です。一枚添えるだけで、皮膚や粘膜の健康維持、酸化ストレス対策、腸内環境のサポートに関わる栄養を補えます。今日の食事から気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。

記事監修

亘美玲
管理栄養士。病院栄養士を7年経験後、食品会社で約15年間メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者として従事。2児の母で、自身の妊娠と出産、離乳食作りの経験から母子栄養の研究を重ね、産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座の活動を行っている。SNSでも離乳食や調理の基本について発信。

参考文献

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