【秋バテ対策】旬の恵みと “潮の風味” で整える養生レシピ「ナスとまいたけの磯炒め」

【秋バテ対策】旬の恵みと “潮の風味” で整える養生レシピ「ナスとまいたけの磯炒め」
Nao Yamada
山田直
山田直
2025-09-20

夏の冷えや冷たい飲み物の影響で、秋になると胃腸が疲れて「秋バテ」を感じやすくなります。だるさや食欲不振を覚えるときは、体を温めつつ消化を助ける食材を取り入れるのがポイント。今回ご紹介する「ナスとまいたけの磯炒め」は、旬の恵みと焼き海苔の潮の香りを生かした、秋バテにやさしく働きかけてくれる一皿です。

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「秋バテ解消」の食材ポイント

秋バテは、夏に溜まった冷えや自律神経の乱れによって胃腸が弱り、だるさや食欲不振を招く状態。そんなときに役立つのが、体を温めたり消化をサポートする旬の食材です。

秋ナス

なす
photo by PhotoAC

ポリフェノール(ナスニンなど)が抗酸化作用を発揮し、夏の疲れでこもった熱をクールダウン。血流を整え、だるさの解消にも役立ちます。

まいたけ

まいたけ
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βグルカンが免疫力をサポート。季節の変わり目に体を守り、疲労回復にも◎。

長芋

長芋
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消化酵素ジアスターゼが胃腸をやさしくケア。食欲不振や消化不良を助け、滋養強壮の食材としても知られています。

焼き海苔(海藻)

のり
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マグネシウムやヨウ素などのミネラルが、自律神経や代謝のバランスを支えます。乾燥や疲労で乱れやすい秋の心身へ、潤いを与える一助に。

アーユルヴェーダと東洋医学の視点から

アーユルヴェーダでは、秋は「ヴァータ(風のエネルギー)」が乱れやすい季節。乾燥や冷え、不安定さが出やすくなります。

温かい料理や適度な油分を取り入れることが、ヴァータのバランスを整える助けに。

ごま油で仕上げる今回の炒め物は、体を温めながら安定感を与えてくれます。

一方、東洋医学では、秋は「肺」と「大腸」が弱りやすいとされます。

長芋やまいたけは腸を整えて免疫を支える食材。さらに海藻のミネラルは気の巡りを助け、疲労やだるさの改善に役立ちます。

ナスとまいたけの磯炒め (調理時間:約10分)

ナスとまいたけの磯炒め
Photo by Nao Yamada

焼き海苔の潮の香りが食欲を引き出す磯炒め。長芋のシャキシャキ食感がアクセントになります。

材料(2人分)

・ナス‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2本
・まいたけ ‥‥‥‥‥‥   1パック(100g)
・長芋‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 150g

・ごま油 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
・焼き海苔(ちぎる)‥‥‥ 1枚

〈調味料〉
・醤油 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
・みりん ‥‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
・酒 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ1

作り方

1. ナスは縦半分に切り、斜め薄切りにする。まいたけは小房に分け、長芋は皮のまま1cm幅の半月切りにする。焼き海苔は手でちぎっておく。

カットした材料
Photo by Nao Yamada

2. フライパンにごま油を熱し、ナスを炒める。しんなりしてきたら長芋を加え、表面に焼き色をつける。

ナスと長芋を炒める
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3. まいたけを加えて炒め合わせ、酒・みりん・醤油を入れて調味する。

4. 火を止め、仕上げにちぎった焼きのりをまとわせて完成。

材料を炒め合わせる
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美味しい調理ポイント

ごま油
photo by photoAC

・  ナスは油を吸いやすいため、軽く炒めてから長芋を加えると全体のバランスが整います。

・  また長芋は焼き色をつけることで香ばしさが増し、ホクホクした食感に。

・  焼き海苔は最後に加えることで、風味を残り、磯の香りを引き立たせましょう。

秋バテを感じたら、体にやさしい旬野菜の磯炒めで、季節の移ろいをおいしく整えてみてはいかがでしょうか。

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まいたけ
長芋
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