麺つゆにちょい足しするだけ！管理栄養士が推奨「たんぱく質」を補う冷や麺アレンジ

冷たい麺は夏バテの原因？

冷たい麺類は食欲が落ちても食べやすく、夏場の定番メニューです。しかし主な栄養は炭水化物に偏り、薬味やめんつゆだけではたんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維が不足しがちです。必要な栄養素が欠けると代謝が滞り、疲労感やだるさにつながります。また、冷たい麺を繰り返し食べることで胃腸が冷えて消化機能が低下し、栄養の吸収が悪くなるのも夏バテを招く要因のひとつです。特に氷水でしめた麺をそのまま食べる習慣は、胃腸の弱い人にとって体調不良の原因となりやすいため注意が必要です。

麺つゆに豆腐をプラスで味わいも栄養価もアップ！

豆腐を泡立て器で混ぜると、驚くほどなめらかでクリーミーなソース状になります。豆乳をちょい足しするよりも濃厚で麺にしっかり絡み、いつもの麺がひと味違う一品に生まれ変わります。また麺つゆに豆腐をプラスすると栄養価もアップします。

たんぱく質

豆腐は植物性の良質なたんぱく質が豊富です。そうめんやうどんは炭水化物が中心で、たんぱく質が不足しがち。豆腐を加えることで、筋肉や血液の材料になる栄養素を効率よく補えます。

カルシウム

豆腐には骨や歯の健康に欠かせないカルシウムも含まれています。カルシウムは子供だけでなく大人でも不足しやすい栄養素で、前年代で補いたい栄養素です。

鉄分

鉄分は酸素を運ぶヘモグロビンの材料となり、夏のだるさや疲れやすさを防ぐために大切な栄養素です。豆腐は比較的鉄分を含む食品なので、炭水化物中心になりがちな麺料理に加えることで、栄養バランスを補います。

麺つゆにちょい足しで！韓国風豆乳麺のアレンジレシピ 

韓国料理には「コングクス」と呼ばれる、大豆を使った冷たいスープの冷麺があります。このレシピでは豆腐と麺つゆを使って、より手軽に食べ応えのあるコングクス風のレシピをご紹介します。

【材料（１人前）】

・うどん、そうめんなど…茹で200g

・絹豆腐…1個（150ｇ）

・2倍濃縮めんつゆ…大さじ1

・きゅうり、ねぎ、ごまなど…お好みで

【作り方】

①麺を茹でて冷水で冷やしておく。きゅうりやねぎなどお好みの具材を食べやすい大きさにカットしておく。

②器に豆腐を入れ、泡だて器で滑らかになるまで良く混ぜる。

③めんつゆも入れてよく混ぜる。 

④器に麺を入れてスープを絡ませる。

⑤お好みの具材を載せていただく。

 ☆ストレートタイプや3倍濃縮など麺つゆの濃さは身近にあるものでOKです。麺つゆの量は味見をしながら加減してください。

【参考文献】

食品成分データベース