夏は麺類の頻度が増加→体重も増える?管理栄養士の私がスーパーで必ず買っている火を使わない食材5選
夏場のお料理は、夏バテもあるので、極力簡単にしたい季節ですね。 とくにそうめん・うどん・蕎麦などの麺類の頻度が高くなるご家庭が多く、夏バテしないようにさっぱりとしたメニューを食べている方も多いです。 実は麺類の頻度が多くなると体重増加や知らずに老化を早めている可能性があります。 今回は麺の頻度が多くなると体重増加になる理由と、スーパーで必ず購入している簡単に体重増加予防や美容につながる食材5選をお伝えします。
なぜ麺類を頻繁に食べると体重が増えるのか?
麺類の主な栄養の主成分は炭水化物です。炭水化物は私たちの体が活動する時に必要なエネルギーを作り出してくれる、非常に大切な栄養素です。しかし、炭水化物が体の中で効率よく利用されるには、その他の栄養素であるビタミン類やミネラル・タンパク質なども重要です。麺類のメニューは多くの種類がありますが、野菜やタンパク質が少ないため、頻繁に食べるとエネルギーを効率よく利用できなくなってしまいます。
また、麺類の炭水化物中心のメニューが多くなると、お食事で血糖値の上昇を緩やかにしてくれる野菜・タンパク質が少なくなることで血糖値の急上昇が頻繁に起こり、体重増加や体の老化へとつながります。
体重増加も予防したいし、健康的に過ごしたい!でも…どうすれば?
夏の麺類にトッピングをして、体重コントロールができ、健康的な体に近づくために、管理栄養士の私が必ず買っている加熱調理不要な簡単食材5選を、ご紹介します。
めかぶ
めかぶにはフコイダンやアルギン酸などの水溶性食物繊維が多く含まれています。水溶性食物繊維にはLDLコレステロールを下げる作用や便通をスムーズにする作用があり、体重のコントロールをサポートしてくれます。
大根おろし
大根おろしには、抗酸化作用や消化を助ける働きがあります。夏場は胃腸の働きも弱くなるため、麺類と一緒に食べる事で夏を乗り越えることができます。夏場の大根は冬より辛味がつよいですが、辛味成分は揮発性のため、食べる少し前に大根おろしを作っておくと美味しく食べられます。
紫蘇
紫蘇は彩りだけではなく、刻むことで爽やかな香を感じさせてくれます。紫蘇の旬は夏。栄養価も高く、βカロテン・ビタミンB群が多いのが特徴です。βカロテンは体の中で皮膚の保護などに役立ちます。ビタミンB群は体の代謝に関わる栄養素。不足すると体の代謝がスムーズにすすまず、体重のコントロールには重要な栄養素です。麺類は炭水化物中心のためビタミン類が不足しやすいため、紫蘇でよい香りとビタミン類をしっかり補いましょう。
冷凍オクラ
オクラには、水溶性食物繊維が豊富です。めかぶと同じように体重のコントロールのサポートしてくれます。最近の冷凍オクラはすでに茹でたものがカットされた状態で販売されていて、とても便利。冷えたままの状態で麺類にトッピングしたり、そうめんなどのつけ汁に入れて、汁を冷やしながら食べるなど、夏場にぴったりです。
温泉卵
麺類にはタンパク質が少なくなってしまうことが多く、温泉卵を1つトッピングをするだけでタンパク質をプラスできます。麺類中心のお食事は炭水化物の割合が多く食後の血糖値の急激な上昇につながります。その結果、体重増加を招く可能性があるのです。タンパク質である温泉卵を摂り入れると、血糖値の急激な上昇が緩やかになり体重のコントロールにつながります。
まとめ
夏は火を使った料理が面倒に感じることもあります。ですが、夏場の体重コントロールや健康維持のために、火を使わない簡単なトッピングを活用し、栄養素を無理なく摂り、体重コントロールができる食材を取り入れましょう。
AUTHOR
竹内寿美恵
保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。
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