【卵ショック対策】管理栄養士の私がタンパク質補給にひきわり納豆を選ぶ理由|ダイエットゆる朝食

 【卵ショック対策】管理栄養士の私がタンパク質補給にひきわり納豆を選ぶ理由|ダイエットゆる朝食
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石松佑梨
石松佑梨
2023-03-23

卵ショックで、朝の貴重なタンパク質源が手に入りにくくなっています。朝のタンパク質摂取にはたくさんのダイエット効果があります。そこで、日本の伝統的な発酵食品である「納豆」に再注目してみませんか。卵かけごはんを納豆ごはんに変えて、しっかりタンパク質朝食を目指しましょう。

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効率的にタンパク質摂取したいなら「ひきわり納豆」を選ぶ

卵ショックで朝の貴重なタンパク質源が手に入りにくくなっています。今こそ納豆に再注目してみませんか。わたしが朝食に食べるのは「ひきわり納豆」です。ひきわり納豆を選ぶ理由を以下で解説します。

タンパク質を消化できていますか?

近年、タンパク質摂取の重要性について広く知られるようになりました。しっかりタンパク質を摂ることは重要です。ただし、40代以降のタンパク質摂取にはもう一点注意すべきことがあります。それが「消化力」です。

タンパク質源をしっかり食べているのに代謝が悪い人は、食べたタンパク質がきちんと消化吸収できていない可能性があります。プロテインを飲んだり、肉料理をたくさん食べたり…と、意識的にタンパク質摂取した後、胃もたれやお腹のハリが気になる方は要注意です。十分に消化されなかったタンパク質は小腸から吸収できないため、筋肉や血液、ホルモンなどの材料として使えません。また栄養にならないだけでなく、未消化タンパク質は腐敗し、腸内環境を悪化させる原因にもなるのです。

消化力に自信がない人こそ「ひきわり納豆」を選んで!

納豆は蒸した大豆に納豆菌をかけて、発酵させたものです。納豆菌がつくる酵素「ナットーキナーゼ」によって、大豆の組織が細かく分解されて、柔らかくなっています。消化吸収しやすい大豆タンパク質は、胃腸の負担を減らすことができるだけでなく、納豆に旨味を与えます。

さらに胃腸が強くない人にこそおすすめしたいのが、ひきわり納豆です。ひきわり納豆は大豆を割って納豆菌を付着させます。菌の付着する断面が増えて、通常の納豆よりもさらに消化性が良くなるのです。

ちょい足し納豆ごはんで「消化力」アップ

ひきわり納豆ごはん

今週のちょい足し納豆ごはんでは、千切りにした「大葉」をプラスして、効率的なタンパク質摂取を目指しましょう。大葉の香り成分ぺリルアルデヒドは消化酵素の分泌を促し、消化吸収を助ける働きがあるのです。

また温めて巡らせる作用のある大葉は、納豆の血行促進作用もサポートします。さらに納豆に不足するビタミンA・Cを補い、強い抗酸化力を発揮するでしょう。

カンタンなちょい足し納豆ごはんですので、ぜひお試しください。

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石松佑梨

石松佑梨

サッカー日本代表選手をはじめ、世界で活躍するトップアスリートたちの専属管理栄養士として従事。のべ2万人以上に提供してきた「頑張らない食トレ」を武器に、近年は企業の健康経営や地域創生も展開する。幼い頃から「おいしい」への執着心が人一倍強く、おいしく健康に食べるための「ずるい栄養学」で、誰もがおいしく食べて健康になれる社会を目指している。著書に『過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー』(かんき出版)がある。



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