「健康的な食事」は難しくない!管理栄養士のわたしが気をつけている、たった3つのポイント
毎日の食事に気を配りたくても、細かいことまで気にするのは難しいですよね。今回は、管理栄養士の私が気をつけている「食事の簡単なポイント」についてご紹介します。
糖質、脂質、たんぱく質のバランス、野菜を何品目…などと考えていると、食事の用意も面倒になってしまいますよね。あまり難しく考えず、気軽に簡単に栄養バランスを整えてみましょう。
わたしが気をつけている点は以下の3つです。
・いろどり良く
・旬のものを取り入れる
・平均のバランスをとればOK
では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
いろどり良く
食事はいろどり良くなるように、食材を選んでみましょう。「お肉ばかりで茶色」になっていることがありませんか?
お肉の茶色だけでなく、緑黄色野菜の赤や緑、その他の野菜の淡い色、それから乳製品の白などが加わるようにしてみましょう。
いろどりが良くなることで、自然にさまざまな食材がバランス良く加わります。
また、食事の用意をするときだけでなく、食材のお買い物をするときも、買い物カゴの中のいろどりが良いかチェックしてみましょう。
買い物カゴの中の野菜は、白っぽいものばかりに偏っていませんか?もしくはお肉にウィンナー、ツナ缶など茶色っぽいものばかりに偏っているかもしれません。
食事をつくるときだけでなく、お買い物中もいろどりに気をつけてみましょう。
旬のものを取り入れる
旬の食材は、適した時期に栽培されるため栄養価が高く、そしておいしく食べられます。また、旬の時期は育てやすく収穫しやすいため、値段も安くなりがちです。
栄養価が高く、おいしい、そして安価。さらに旬のものを食べることで四季を感じられ、食卓が華やかになりますね。春に食べるたけのこや菜の花、夏のスイカやトマト、秋のさんまや栗、冬のみかんやブリ…。
「この季節だからこそのおいしさ」を感じられると、食事がさらに楽しくなりますよね。
以上のように旬のものにはメリットが多数あります。といっても「どの食材がどの時期に旬をむかえるのか、わからない」という疑問もあるでしょう。
スーパーマーケットなどで「今が旬」というポップが飾られていたり、雑誌やテレビなどで「今が旬の〇〇を使ったレシピ」が特集されていたりします。
「旬とは?」を意識することで、おのずと「旬」の情報が目に入り、少しずつ覚えられますよ。
平均のバランスをとればOK
「毎日毎日、いろどりを気にするのも大変」「旬をいつも気にしていられない」と思う気持ちもわかります。1日3回の食事、手抜きだってしたいですよね。
わたしも毎日毎日栄養バランスを整えているわけではありません。たまには手抜きの日も、いろどりが偏っている日もあります。ポイントは「平均が良ければOK」ということです。
管理栄養士が考える病院食や学校の給食なども、毎日完璧というわけではありません。少し塩分が高い日もあれば、脂が多い日もあります。1週間の平均や1か月の平均値を見て、バランスが取れていればOKなのです。
毎日の食事、こまかく気をつけると逆にストレスになってしまいますよね。食事は、やはり楽しくおいしく食べるのが大切です。簡単にできるポイントを取り入れて、できることから始めてみましょう。
【参照】
農林水産省|旬を食べよう
AUTHOR
なつめももこ
管理栄養士/Webライター/イラストレーター。管理栄養士として病院に7年間勤務。出産を機に「子どもとの時間を大切にしながら働くこと」を目標にフリーランスのWebライター&イラストレーターとして活動開始。現在は栄養に関する記事を執筆するほか、未経験からイラストレーターになる方法について発信している。
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