管理栄養士の私がおすすめしたい便利な作り置きレシピ【季節ごとの簡単アレンジも】
作り置きのおかずは、簡単に作れるものがいいですよね。さっと作れて、アレンジができて飽きないもの…。お弁当のおかずにもなればさらに良いですよね。早速、おすすめの作り置きレシピをご紹介します。
作り置きおかずがあると、毎日の食事の用意が楽になりますよね。とはいえ「作り置きを作るために時間をかけられない」という方も多いのではないでしょうか。今回は「基本」を覚えたら、すぐにいろいろなレシピにアレンジ可能な「そぼろの作り置きレシピ」をご紹介します。
おすすめ作り置きおかず「そぼろ」の基本レシピ
わたしがおすすめする作り置きおかずは「そぼろ」です。これがあると、急いでご飯を食べたいときもさっと使えてとても便利!うれしいのはアレンジ方法が豊富なことです。季節の旬の野菜を取り入れたり、冷蔵庫の残り物を入れたりして簡単においしくバリエーションを増やせますよ。
基本のレシピ
材料(2人前)
豚ミンチ…150g
味噌…大さじ1
めんつゆ(2倍タイプ)…大さじ1
■作り方■
(1)フランパンに豚ミンチを入れて炒める
(2)ミンチに火が通ったら、調味料をすべて加えて炒める
(3)味がなじんだら完成(余分な脂はキッチンペーパーなどで取り除く)
ミンチは合い挽きや鶏ミンチでもOK
お好みで生姜を加えてもおいしく仕上がります。
完成したそぼろは、清潔な容器に入れて冷蔵保存したら3日ほどで食べ切りましょう。冷凍庫で保存する場合は、ラップで小分けにして、食べるときは冷蔵庫内で自然解凍がおすすめです。1か月以内に食べ切りましょう。
そぼろなら食べ方いろいろ
基本のそぼろはそのまま食べるだけでなく、いろいろな食べ方を楽しめます。
・そぼろごはん
シンプルに白ごはんにかけて食べるのが基本ですね。半熟たまごの目玉焼きや炒り卵を乗せると「そぼろ丼」の完成です。
・担々麺
担々麺の具材としてトッピング。ラーメンだけでなく、担々麺はうどんでもおいしいのでおすすめです。
・そぼろあんかけ
煮込んだ野菜に、そぼろあんかけとして加えてみましょう。作り置きのそぼろで簡単に1品完成しますね。
季節のアレンジ
「お肉だけ」で作れるそぼろですが、炒めるときに野菜を加えてみましょう。旬の野菜を加えることで、季節を感じられる料理に仕上がります。
■作り方■
(1)それぞれ季節ごとの野菜をみじん切りや一口大に切る
(2)「基本のレシピ」の豚ミンチに火が通ったら野菜を加えて炒める
・春のアレンジ
たけのこ
たけのこは春の訪れを感じる野菜の代表ですよね。シャキシャキ、コリコリとした食感がそぼろにも合います。
・夏のアレンジ
トマト、コーン、ピーマン
トマトやコーン、ピーマンなどを加えると夏らしい彩りあざやかなそぼろに仕上がります。トマトの酸味が肉の旨味と絡み、夏バテ気味でも食欲がわきそうですね。
・秋のアレンジ
きのこ
秋といえば、きのこ。しめじ、エリンギ、マッシュルーム、まいたけ、どんなきのこでもそぼろと合い、きのこの風味でさらにおいしさが加わります。お肉の脂やカロリーが気になる方は、きのこを多めに入れて、カロリーカットしてもいいですね。
・冬のアレンジ
長ネギ
冬野菜の長ネギをたっぷりと入れてそぼろを作りましょう。ネギはくたくたに炒めても、ネギのシャキシャキの食感を残してもどちらでもおいしく仕上がります。
大根、カブ
冬野菜といえば、大根やカブも代表ですね。こちらは具材に混ぜるよりも、煮込んで上からそぼろをあんかけにするのがおすすめです。
忙しい毎日。健康のためにこった料理を作りたいものの、なかなかそうはいかない日もありますよね。そんなときは、作り置きのそぼろで簡単そぼろ丼にしちゃいましょう。旬の野菜アレンジもぜひお楽しみくださいね。
AUTHOR
なつめももこ
管理栄養士/Webライター/イラストレーター。管理栄養士として病院に7年間勤務。出産を機に「子どもとの時間を大切にしながら働くこと」を目標にフリーランスのWebライター&イラストレーターとして活動開始。現在は栄養に関する記事を執筆するほか、未経験からイラストレーターになる方法について発信している。
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