【そうめん(乾麺)】正しい保存方法とは?気を付けるべき3つのポイント|管理栄養士が解説
夏になると食べたくなるものといえば「そうめん」を思い出す方もいるのではないでしょうか。つるつるとした食感にねぎや生姜などの薬味が合い、食欲が落ちたときでもさらっと食べられますよね。また、そうめんは贈り物でたくさん受け取ることがあるかもしれません。暑い夏は食品の劣化も心配ですよね。今回はそうめんの正しい保存方法についてご紹介します。
【状態別】そうめんの正しい保存方法とは?
開封前のそうめんの正しい保存方法
まずは開封前のそうめんの正しい保存方法をご紹介します。そうめんを保存するときは「温度」「湿度」「におい」の3つに気をつけましょう。
・温度の低い場所に
そうめんは直接日光があたらない冷暗所に保存しましょう。直射日光はそうめんの劣化の原因となり風味が悪くなってしまいます。日当たりがなく風通しのよい場所がおすすめです。
また、そうめんは常温で保存できるので「冷暗所」といっても冷蔵庫に入れる必要はありません。高すぎる気温が心配であえて冷蔵保存をする場合は、冷蔵庫と室温の差から生じる結露に注意しましょう。結露がカビの原因になる危険性があります。小分けにして保存するのがおすすめです。
・湿気を避ける
湿気がこもりやすい場所、湿度の高い場所を避けましょう。湿気はカビの原因となります。また、虫を避けるためにも湿気を防ぐことが重要です。
賞味期限が3年など、長期保存可能なそうめんもあります。保存品を入れておく場所として床下収納が便利ですが、床下収納は湿気がこもりやすいためそうめんの保存場所には不向きです。
・においに注意
乾麺はにおいを吸収しやすいという特徴があります。そうめんもにおいが移りやすい食品なので、香りが強い食品の近くでの保存を避けましょう。におい移りを防ぐことで、そうめん本来の香りを楽しめますよ。
開封後のそうめんの正しい保存方法
開封後は、開封前よりもさらに湿気とにおいに注意が必要です。湿気とにおいを防ぐために、密閉容器に入れて保存するようにしましょう。ジップ付きの保存袋や密閉できるプラスチック容器などがおすすめです。
茹でたあとのそうめんの保存方法
そうめんは食べ切れる量を茹でるのがおすすめですが、あまらせてしまうこともありますよね。あまったそうめんはしっかりと水を切り、ジップ付きの保存袋や密閉できるプラスチック容器に移して冷蔵庫に保存しましょう。
1度茹でたそうめんはのびて食感が悪く、風味や味が落ちてしまいます。冷蔵庫に入れたあとはなるべく早く食べ切るようにしましょう。
そうめんの賞味期限とは
乾麺のそうめんは保存食にもなる食材です。メーカーや商品により異なりますが、一般的に賞味期限は1〜3年です。ただし「賞味期限」とは未開封の状態で正しく保存した場合の期限です。
高温多湿の場所など、そうめんの保存に適していない場所に保存した場合は、カビの発生や虫がわくなど食べられない状態になってしまいます。そうめんを適した保存場所に置き、長期保存したものを食べるときは、賞味期限内であっても状態が悪くなっていないか確認するようにしましょう。
そうめんを食べる機会が増える夏は、気温が高く食中毒に注意が必要な季節です。温度や湿度、においに気をつけることで、そうめんを安全に保存できますよ。
AUTHOR
なつめももこ
管理栄養士/Webライター/イラストレーター。管理栄養士として病院に7年間勤務。出産を機に「子どもとの時間を大切にしながら働くこと」を目標にフリーランスのWebライター&イラストレーターとして活動開始。現在は栄養に関する記事を執筆するほか、未経験からイラストレーターになる方法について発信している。
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