FOOD
実はすごい食材!【海苔】1〜2枚プラスするだけで“糖の吸収を抑える”って知ってた?
糖質オフや血糖値対策に気をつかっている人は多いですが、「海苔」がそのサポートになることをご存じでしたか?実は、日常の食事に1〜2枚プラスするだけで、糖の吸収をゆるやかにしてくれる“ちょい足し食材”なんです。
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なぜ海苔が糖対策になるの?
水溶性食物繊維が、糖の吸収をおだやかに
焼きのりに含まれるフコイダンやアルギン酸などの水溶性食物繊維は、小腸で糖が吸収されるスピードをゆるやかにする働きがあります。その結果、血糖値の急上昇(いわゆる血糖スパイク)の予防に役立つと考えられています。
クロロフィルやタウリンも血糖コントロールに関与
海苔に含まれる微量成分のクロロフィルやタウリンには、血糖代謝やインスリン作用をサポートする可能性があると言われています。
適切な摂取量の目安
焼きのりは1日に全形2枚程度(約6g)が目安です。多く取りすぎると、ヨウ素の過剰摂取や消化不良でお腹を壊す原因にもなりかねません。「毎日少しずつ、継続して」が効果的です。
注意点・NGな取り入れ方
- 味付け海苔より「焼きのり」を選ぶこと
味付け海苔には糖分や塩分、添加物が含まれていることが多く、血糖対策を目的とするなら逆効果になる可能性があります。シンプルな「焼きのり」を選びましょう。 - 大量摂取はNG
海苔は健康的な食材ですがヨウ素が多く含まれているため、多量に摂ると甲状腺に負担をかけます。1日2枚程度を目安にしましょう。 - 湿気に注意
しけるとパリパリ感がなくなるだけでなく、風味や食感も落ち、摂取量が減りがちに。密閉容器に入れて、冷暗所での保存がおすすめです。
おすすめの食べ方・ちょい足しアイデア
- おにぎりや納豆にプラス
炭水化物と一緒にとることで、糖の吸収をゆるやかにできます。 - みそ汁にちぎって入れる
水溶性食物繊維が溶け出して、腸活や血糖コントロールに◎。 - 意外だけど合う!ヨーグルトにちょい足し
海苔とヨーグルトの組み合わせは、和の風味とまろやかさがマッチして新鮮。
はちみつやごまを加えて和風スイーツ風にしたり、キャベツやきゅうりなどの野菜と一緒にサラダ仕立てにしても◎。
海のサプリ、海苔の新常識
海苔は、日本の家庭に昔からある食材ながら、現代人の健康にマッチした“地味スゴ”食材です。糖質を摂りすぎな季節に、冷蔵庫や戸棚に眠っている海苔パワーを取り入れてみませんか?
参考文献
記事監修/亘美玲
管理栄養士。病院栄養士を7年経験後、食品会社で約15年間メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者として従事。2児の母で、自身の妊娠と出産、離乳食作りの経験から母子栄養の研究を重ね、産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座の活動を行っている。離乳食や調理の基本についてSNSでも発信をしている。
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