しなしなになった海苔をパリパリにできるって本当?湿気てしまった海苔の復活方法と正しい保管法を解説
湿度が高い日が続きますね。海苔を使おうとしたら、しなしなになってしまったという経験はありませんか?今回は海苔が長持ちする保存方法と、しなしなになってしまった海苔の救済方法をご紹介します。
海苔が湿気やすい理由とは?
パリッとした食感と、磯の香りがおいしい海苔ですが、どうしてすぐにしなしなになってしまうのでしょうか?それは焼き海苔に含まれている水分量が極端に少ないから。一般的な乾物の水分量は10%前後が多いのに対し、焼き海苔の水分量は2%程度。さらに海苔は薄く表面積が広い為、空気中の湿気を吸収しやすく、簡単にしなしなになってしまうのです。
海苔の正しい保存方法とは?
どのように保存したら海苔のおいしい状態をキープできるのでしょうか?
前提として、海苔は袋を開封した直後をピークに味や食感、香りが落ちやすい為、基本的にはなるべく早く食べ切ることがおすすめです。小袋になっている海苔を購入すると、常においしい状態を楽しむことができます。
大袋の海苔を購入する際は、できれば遮光性や防湿性が高いアルミ製のチャック付き袋のものを購入すると、海苔をおいしい状態で保つことができます。プラスチック製の袋に入った海苔を購入した場合は、チャック付き袋に乾燥剤を入れて常温保存しましょう。湿度が高い時期は、チャック付き袋を二重にするとより安心です。ポイントは、「空気をしっかり抜いてから封を閉めること」。海苔をなるべく空気に触れないようにすることが大切です。
大袋を購入したけど、1ヶ月程度で食べきらない場合は、冷蔵もしくは冷凍保存をしましょう。冷蔵庫で保存する場合は、常温保存と同じように乾燥剤を入れたチャック付き袋に海苔を入れて冷蔵庫で保存します。野菜室は野菜が乾燥しないように湿度が高めに設定されている場合が多いので、冷蔵室で保存しましょう。また3ヶ月程度で食べきらない場合は、冷凍保存がおすすめ。冷凍庫は乾燥している為、乾燥剤は必要ありません。海苔を食べる分だけ小分けにしてラップで包み、チャック付き袋に入れて空気を抜いて冷凍庫に入れます。
ただ冷蔵保存、冷凍保存をした場合、気をつけないといけないのが、急激な温度変化によって結露ができて湿気てしまう可能性があること。冷蔵、冷凍保存をした場合は、10分ほど常温に戻してから海苔の袋を開封するようにしましょう。
海苔が湿気てしまった時の対策とは?
色々対策をしたけどどうしても湿気てしまったという時は、耐熱皿に海苔をのせてラップをせずに、電子レンジで30秒ほど加熱してみてください。海苔の水分が蒸発することによって、パリッとした食感が復活しますよ。ぜひお試しください。
<参考>
海苔JAPAN 基本サイズ~ 正しい保存方法
エッセ史上最強!レンチン大全(ESSE)
AUTHOR
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く