【40,50代の痩せ味噌汁】腸がよろこぶ味噌汁の具材とは?|管理栄養士が解説
40代に入ってからお腹周りが気になる、便通が悪くなり体が重く感じる、ダイエットしてもなかなか成果が出ない…といったお悩みはありませんか?それは、更年期にさしかかり体が少しずつ変化しているサイン。今回は、そんなゆらぎやすい女性の体を支えるのにぴったりな味噌汁の具材をご紹介します。味噌汁が更年期の女性にぴったりな理由やおすすめの食べ方などもお伝えするので、ぜひ最後までご覧くださいね。
味噌汁は「代謝アップ」を助けてくれる!
更年期を迎えると、多くの女性はホルモンバランスが不安定になり体や心にさまざまな不調が見られることがあります。その中でも代表的なのが「代謝の低下」。
女性ホルモンのエストロゲンには、筋肉量を維持する働きや脂質の代謝を助ける働きがあるため、女性ホルモンの分泌が少しずつ減少することで基礎代謝やカロリー消費量が減り、同じ食事量でも体重が増える傾向があります。
かといって、「急に激しい運動はできない…」という方におすすめなのが、今回ご紹介する味噌汁習慣!温かい味噌汁は体を内側から温めてくれるほか、具だくさんにすると食事の量を減らしても満足感が得られます。さらに、腸内環境の改善をサポートしてくれるといったうれしいことがたくさんあります。
ここからは、更年期を迎える女性におすすめの味噌汁の具材をご紹介していきます。

おすすめの具材は「たんぱく質+糖質少なめの野菜」
味噌汁で代謝をアップさせるためには、具材に「たんぱく質と糖質が少なめの野菜」を入れましょう。例えば、以下のような組み合わせがおすすめです。
- 豆腐+卵+長ねぎ
豆腐の原料となる大豆には、植物性たんぱく質や女性ホルモンと似たような働きをするイソフラボンが含まれています。さらに動物性たんぱく質の卵を組み合わせるとよりバランスがアップ!さらに体を温めてくれる効果が期待できる長ねぎをプラスしましょう。火の通りが早いので、慌ただしい朝にもささっと準備ができますよ。 - 豚もも肉+ごぼう
続いては豚もも肉とごぼうの組み合わせ。豚肉には、糖質の代謝を助けるビタミンB1が含まれており、疲労回復にも役立つといわれています。ここに香りのよいごぼうを加えることで、食物繊維を一緒に摂ることができます。両方とも歯ごたえのある食材なので、かむことで満足感が得られ全身の血流をアップし、体温を上げるためにも役立ちますよ。 - サバ缶+きのこ類
きのこは低カロリーでありながら食物繊維量が多く、簡単にボリュームのある味噌汁を作ることができます。香りや食感が独特なので、旨味の強いサバと相性抜群!サバ缶を汁ごと使えば、だしをとる必要がなく手軽に作れますよ。
味噌汁はそのまま食べてもおいしいですが、お好みですりごまや七味唐辛子、ごま油などで風味をプラスすると飽きずに続けることができます。
食べるときは「味噌汁ファースト」!
味噌汁の食べ方としておすすめなのが、「最初に味噌汁を食べること」。最初に温かいものを食べることで満腹感が落ち着き、ドカ食いを防ぐことができます。さらに具材をよくかんでゆっくり食べると血糖値の急上昇を抑えられます。
自分では食事の量は増えていないと思っていても、体に負担のかかる食べ方をしていたりちょこちょこおやつを食べているなど、無意識のうちに食事についての考えや行動が若いころと比べて変わっていることもあります。40代以降は、「体を温める」「よくかんでゆっくり食べる」ということを意識できるとよいですね。
まとめ
今回は、更年期を迎える女性にぴったりな味噌汁の具材をご紹介しました。最近お腹周りが気になる、体が重く感じるといったお悩みがある方は、ぜひ代謝をアップする「たんぱく質+糖質少なめの野菜」を組み合わせた味噌汁を取り入れてみてください。何かと変化が多い40代をイキイキと過ごすために土台となる食を整えていきましょう!
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