【更年期】40代からなぜ太りやすくなるの?原因と「しつこい脂肪を撃退する」対策エクササイズ
「最近、ちょっと食べただけで太る気がする」「昔より体重が落ちにくくなった」――40代になると、このような変化を感じる人は少なくありません。実はその背景には、年齢とともに体の仕組みが変わっていくことが関係しています。今回は、女性が40代から太りやすくなる理由と、その対策についてお伝えします。
40代からなぜ太りやすくなるのか
最近、健康講座でこのような質問をいただきました。
「昔と同じ生活なのに、半年でとても太りました。食べ過ぎてもないし、運動不足でもないと思うのに、このままどこまで成長してしまうんでしょうか。」(40代・女性)
このような悩みを抱える40代の女性は少なくありません。実際、私の周りには「最近は空気を吸うだけで太るの」と嘆いている人もいます。こうした体の変化には、40代から体の仕組みそのものが変わっていくことが関係しています。その要因は大きく3つ上げられます。
要因1:体のサビ「酸化」
酸化とは、体のサビのようなもの。年齢とともに、呼吸だけでも体内で発生する活性酸素が、DNAやタンパク質を傷つけ、代謝を低下させていきます。まるで老化のスピードを上げるエンジンのような存在で、体を徐々に劣化させ、若々しさを奪う要因となります。
要因2:体の焦げ「糖化」
糖化は、体の焦げと考えればよいでしょう。余分な糖とタンパク質が結合し、細胞を焦がしてしまうのです。ホットケーキがこんがり焼けたら美味しそうに見えますが、体の中で起こる糖化は全く違います。これがシミやシワの原因となり、老化を加速させます。
要因3:女性ホルモンや若返りホルモンの低下
40代になると、女性ホルモンのエストロゲンが急激に低下します。これこそ更年期の入口で、ほてりや発汗、睡眠の問題、イライラ、動悸・息切れなどさまざまな症状を引き起こします。体重の変化もその1つです。さらに、若返りホルモンと呼ばれるDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)も減少します。その結果、基礎代謝が下がり、運動する気力も失われていきます。
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