眠りが浅い人は胸が硬い?!ふわっと胸がほぐれて呼吸が深くなる「くるくるほぐし」
寝つきが悪い、眠りが浅くて夜中に何度も起きてしまうという方は、胸の筋肉が硬くなっていることが原因かも?!くるくると腕を回すだけでふわっと胸がほぐれるワイパーほぐしをやってみて!
胸の硬さがなぜ睡眠に影響する?
パソコン仕事や家事・育児で、肩が内側に巻いている「巻き肩」の姿勢が当たり前になっていませんか? 胸の硬さは実は、睡眠の質にも影響します。その理由は「呼吸」と「姿勢」。
肩から腕全体が内側に巻いてしまっている巻き肩の姿勢の時、呼吸はどうなっているかイメージしてみましょう。肺には筋肉がないため、肺を動かしているのは肺の下・肋骨の下部を覆うようについている横隔膜です。
イラストAC
肩が巻いている状態だと上半身全体も前かがみになるため横隔膜も動きづらくなります。肺は大きく膨らまず、呼吸が浅く・早くなりがちになります。
巻き肩を解消するために胸を張るは間違い?!
背中が丸まってる、肩が巻いているという時、胸を張って姿勢を正そうとしていませんか?
実はその動きで首や腰の不調を作ってしまっているかもしれません。肩が巻いている原因の一つは胸の前の筋肉=大胸筋や小胸筋の筋肉が縮こまって硬くなっているから。
イラストAC
その筋肉をほぐさずに背中の筋肉で強引に胸を張ろうとすると、その代償として首の後ろや腰に負担がかかり、反り腰のようなの姿勢になってしまう可能性が。
体が硬いままでは良い姿勢は作れません。良い姿勢とは、筋力で体を無理に支えることではなく、筋肉のこわばりがほぐれて、骨が自然な位置に積み重なった、楽な形のことをいいます。
胸の筋肉をほどく「ワイプストレッチ」
楽で良い姿勢を作る第1歩は、硬い筋肉をほぐすこと。筋膜リリースローラーやフォームローラーを使うとやりやすいですが、ヨガブロックや硬くまとめたバスタオルでも代用できます。
早速、胸の筋肉の硬さをほぐしていきましょう。
1) ローラーを顎から脇にかけて斜めのラインに当たるように床におき、うつ伏せにローラーの上にのる
2) 腕で円を描いて床をまあるく円をかくように動かす(窓を雑巾がけするようなイメージでくるくると回す)
photo by 伊藤香奈
片側30秒から60秒行ったら、左右差を感じてみましょう。ほぐした方の肩は、胸のこわばりがほどけ、胸が自然と開き呼吸がしやすくなているのを感じられるでしょう。
▼インストラクターの詳しい動きを動画でもチェック
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