心も肌もピカピカに!ヨガが肌や心身に与える役割とは?【ヨガハワイマガジン】
肌の健康には、外側からの保湿だけでなく、内側からの水分補給も大切だ。あらゆる激しい運動に言えることだが、ヨガ(特にホットヨガ)の練習では体に必要な水分や栄養分が失われる。通常ホットヨガの1レッスンでは汗で1.5カップの水分が失われる。それを補うには、レッスン後に少なくとも4倍の水分を摂取する必要がある。もちろんレッスン前の水分補給は言うまでもない。水分不足は肌の老化を促進し、ニキビも悪化させるので、練習中は常に水分を摂ることが重要だ。
また、ヨガでは(湿った床やヨガマットも含めて)暖かく湿度の高い環境で素足や手で動き回ることが多いため、様々な真菌感染の可能性にさらされる。ぞっとする話だが、絶望しないでほしい。もし真菌感染症にかかったと思ったら、皮膚科医に診てもらって治療を受けよう。よく見られる癜風(でんぷう)(黒なまずとも呼ばれる)は一般的な感染症で、胴部にうろこ状の白、ピンク、うす茶色の斑点が生じる。
通説に反して、この感染症は伝染しない。簡単な治療法としてはシャワー時にSelsun Blue(セルサンブルー)シャンプーを使い、数分放置してから洗い流すとよい。斑点が広範囲の場合は、私の医院では抗真菌薬やクリームを処方している。
足の真菌感染症は足白癬や水虫と呼ばれ、これもかなり一般的な感染症だ。水虫の場合は非常に感染しやすいため、タオルやスリッパや靴を共有しないようにしよう。おすすめの治療としては、ティーツリーオイルを塗ったり、希釈した酢につけたり、Zeasorb(ゼアソーブ)などの局所的抗真菌クリームやパウダーを使うとよい。また、靴下や靴は常に清潔にしておくこと!
ヨガと肌の関係については利点から問題点までたくさんの説があり、今回紹介したのはほんの一部だ。特に聞きたいことがあれば、気軽に相談に来てほしい。とにかく、ヨガを実践して水分は欠かさずに。
ナマステ。
教えてくれたのは…Dr. ミキ・ガルシア
皮膚科医のミキ・ガルシアは、外科や美容外科を含む皮膚科全般を専門とする開業医だ。仕事以外の時は家族と過ごし、エクササイズと(もちろん)ヨガも実践している!
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く