「ハワイに導かれた」ロミロミ プラクティショナー・Junkaさんの笑顔のもとにあるものとは
自分の心の声に向き合うことは、簡単なようでいて難しい。「本当にやりたいことって何?」私たちは、自分の心の声を無視して、日々をサバイブすることに慣れている。だけど、そんなあなたは心の底から笑えているだろうか? 本連載ではインタビュー形式で、笑顔が素敵な女性たちの「笑顔のきっかけ」を探っていく。彼女たちにとって、笑顔にさせてくれるコトって何だろう? どうやってそれを見つけたのだろう? そして、それを始めたときの「はじめの一歩」って?
「自分が良い状態でいないと、誰かの身体を整えるなんてできない」Junkaさんインタビュー【わたしの、はじめの一歩】#10
連載10回目は、ロミロミ プラクティショナーとして活躍する、ハワイ在住のJunkaさん。業界でも彼女を頼る人は多く、年に2回は帰国し、日本で待つファンのためにロミロミのセッションを行なっている。ここで彼女のセッションについて説明しておきたい。
表参道のマンションの一室。扉を開けると、Junkaさんが笑顔で迎えてくれる。自然の香りがする部屋の中で、まずは最近の身体の調子などについて、ゆっくりと二人きりで話しをする。身体の疲れを話しているうちに、仕事の悩みやプライベートで起きたことを話し出す人も少なくない。そうやって穏やかに調子を聞き出してくれるのだ。「わかりました、はじめましょうか。」と言ってようやくストレッチ、マッサージが始まる。そしてマッサージが終わった後に、また落ち着いたトーンで話しをする。そのとき、身体中が満たされていることに気がつく。気持ちが落ち着き、笑顔に包まれる。
何もマッサージすることだけが目的なのではないのだ。さて、インタビューを読んでいただきたい。
――焼けた肌とナチュラルな雰囲気からハワイの風を感じるJunkaさんですが、そもそもハワイに住むようになったのはいつ頃からですか?
「実は2010年までは表参道にあるヘアサロンの事務所で12年間忙しく働いていました。2011年の東日本大震災を経験し、少し立ち止まってみたんです。自然の中で自給自足で生活をするべきではないかと考え始めました。でも日本の田舎で暮らせたら…と漠然と思っていたくらい。その頃にハワイの離島を、友人と旅したんです。モロカイ島で画家として活躍している山崎美弥子さんのご自宅に、ハワイ島ではコナとヒロのファームに5日間ステイしました。こんな暮らしをしたいなぁと心から思いましたね。そうしたら美弥子さんが、家の手伝いや、子供たちに日本語を教えるために、ワークエクスチェンジで来てくれないかと誘って下さったんです。それで3ヶ月ほどハワイに行くことを決意しました。当時私は鎌倉に住んでいたのですが、3ヶ月も家を空けるのはもったいないと思い、家電やサーフボードなどの一切を引き渡し、少しの荷物を兄に託し、スーツケーツ1個でハワイに渡りました」
「もちろん帰りのエアチケットも手配していったのですが、気がついたらそこから数年(笑)。一時帰国したのも2年経ってからでしたね。人生何があるかわかりません。コンクリートジャングルでの忙しい生活から、本当のジャングルでの生活を始めることになるわけですから(笑)」
――綿密な計画があったわけではないのですね。ではどのようにしてロミロミと出合ったのでしょうか。
「美弥子さんの家を手伝っているとき、そこで出会った男性と結婚することになり、ハワイ島に移り住んでいたのですが、結婚生活がうまくいかなかくなってしまいました。家を出ることになり、知り合いの日本人の方の宿泊施設があるお家にお世話になったんです。その方が、後に私の師匠となる男性のワークショップのホストをしていたときで。師匠がオアフ島から弟子たち7名を連れて来ていたので、そこで食事を作ったりしていました。師匠のロミロミの実技を見て、感銘を受けたんですよね。
男性って、年齢を重ねると女性的な部分が出てきて、おばあさんのような温もりを感じるもの。師匠もそんな愛が溢れ出ているような人で、やさしく包み込んでくれる力を持っていました。私は離婚を経験して傷ついていたときだったのですが、師匠に会い、生きる喜びみたいなものを見つけることができました。私もやってみたい!と思ったんです」
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