ポッコリお腹は【内臓下垂】が原因かも?内臓の位置を引き上げる簡単セルフマッサージ

ポッコリお腹は【内臓下垂】が原因かも?内臓の位置を引き上げる簡単セルフマッサージ
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伊藤香奈
伊藤香奈
2025-09-19

お腹の凹まない原因は、実は「内臓下垂」にあるかもしれません。ダイエットをして体重が落ちても、下腹だけがぽっこりと出てしまう――そんな悩みを抱える方に多いのが、この内臓下垂です。

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内臓下垂とは?

内臓下垂とは、胃や腸などのお腹の中の臓器が本来の位置よりも下に下がってしまう状態を指します。胃下垂、腎下垂、子宮下垂などがあり、臓器を支える筋肉や靭帯が弱まり、重力によって臓器が下方に移動すると、下腹部が押し出されるようにふくらんで見えるのです。単なる脂肪ではなく、臓器の位置が関係しているため、運動や食事制限だけでは解消が難しいこともあります。

内臓下垂のイメージ
内臓下垂のイメージ/イラストAC

女性に多い?!内臓下垂

では、なぜ内臓下垂が起きるのでしょうか。主な原因は、姿勢の悪さや長時間の座りっぱなし、加齢による筋力低下、そして過度なダイエットによる腹筋や体幹の衰えなどです。特に猫背の姿勢は内臓を支える力を弱め、胃や腸などの下垂を助長します。また、冷えや便秘などの生活習慣の乱れも内臓の働きを低下させ、下垂を招きやすくなります。40代以降の女性は、加齢とともに筋力が低下することにより、正しい姿勢も正しい内臓の位置も保持する力も衰えます。それにより、さらに内臓の下垂が起きやすい状態が作られてしまうのです。

胃下垂のイメージ
イラストbyイラストAC/Canva

顔も胸も痩せてきたのに、下っ腹だけポッコリしている・・・という方。お腹がへこまない理由は単なる脂肪ではなく、体の内側にあるかもしれません。気になる方は、内臓の位置を引き上げるセルフマッサージにトライしてみませんか?

内臓を引き上げる!セルフマッサージ

このマッサージを行うことで、お腹のぽっこり感が改善されたり、姿勢が保ちやすい!下半身のめぐりが良くなったように感じる!といった変化を感じる方は、内臓の下垂が起きているかもしれません。根本的な改善には、マッサージ以外にも内臓を支えるための筋力の強化なども必要ですが、まずは内臓の位置を整えるセルフマッサージで、変化を体感してみましょう!

内臓の位置を整えるマッサージ_整腸ヨガ
photo by 伊藤香奈

椅子に浅く座って骨盤を立てて行うか、仰向けで行う場合は膝を立ててお腹を緩みやすくして行いましょう。

1)お腹全体を両手でさすったり揺らしたりして、ほぐす

2)両手を重ねて脚の付け根からおへそに向かってお肉をかき上げる

3)右脚の付け根からおへそ、左脚の付け根からおへそ、恥骨からおへそ、という具合に下腹部全体のお肉をおへそのあたりに集める(5~10回行う)

4)最後にお腹をリラックスさせて数呼吸

かなり強い刺激がお腹に入ります。お腹が緩い方、妊娠中の方は避け、空腹時に行うようにしましょう。生理中の方は、心地悪くなければやさしい圧で行うようにしましょう。

▼動画でマッサージの方法を詳しくチェック

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内臓下垂のイメージ
胃下垂のイメージ
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