【休憩スペースでもできる】立ったまま簡単「午後の眠気を消し去る」作業効率UP・動的ストレッチ

【休憩スペースでもできる】立ったまま簡単「午後の眠気を消し去る」作業効率UP・動的ストレッチ
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高木沙織
高木沙織
2025-09-04

お昼休憩が終わり、午後の仕事に取りかかり始めてから数時間経った頃…ウトウトと眠気に襲われることってありますよね。これは、体内時計の仕組みによる当たり前のものだと考えられる一方で、まだひと頑張りしなくてはいけないタイミングでの眠気はちょっと困りものです。そこで今回は、【午後の眠気を消し去る】「動的ストレッチ」のやり方をご紹介! 休憩室やちょっとしたスペースでできるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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起きてから「8時間後」は眠くなるのが当たり前…作業効率を落としたくない時の対処法は?

お昼休憩が終わってから数時間後、眠気に襲われることはありませんか? 昼食後の眠気にしては、少し遅めにやってくるこの「午後のウトウト」の正体は、私たち人間の生体リズムを調整しているメカニズムのひとつ・体内時計の仕組みによるものだと考えられています。もっと具体的に言うと、人の体には起床から8時間後と22時間後に眠くなるリズムが備わっているんです。

例えば朝の6時に起きた場合は14時頃7時に起きた場合は15時頃に眠気が襲ってくるのが一般的で、これはちょうどお昼休憩から数時間後のウトウトする時間と重なっているのではないでしょうか? 

午後の眠気には食事が関係していたり、睡眠不足の影響もあったりするけれど、生体リズムによる当たり前の眠気もあるのだとわかると、「仕事中なのに眠くなってしまうなんて…」と、罪悪感を抱いていた人は少し安心できるかもしれません。

とはいえ、この眠気…作業効率を落としたくない時にはちょっと厄介です。眠気対策として、15~20分の昼寝やウォーキングが推奨されていますが、場所・タイミングを選ぶので難しいことのほうが多いでしょう。

そこで役に立ってくれるのが、ゆっくり大きく体を動かす動的(ダイナミック)ストレッチです。動的ストレッチでは、交感神経が働きやすくなるので、興奮を促して眠気を消し去る効果に期待できます。

では早速、ストレッチのやり方を見ていきましょう。

【休憩スペースでもできる】立ったまま簡単・午後の眠気を消し去るストレッチ

<やり方>

やる気UPストレッチ①
Photo by Saori Takagi

1)足を腰幅に開いて立つ。両腕を肩の高さに持ち上げる。

立位のポイント:足裏3点(親指と人差し指の下、薬指と小指の下、かかと)でバランス良く床を踏み、尾骨(背骨の延長線・しっぽのような骨)を床に向けて下げて骨盤を起こす。

やる気UPストレッチ②
Photo by Saori Takagi

2)ひじを曲げて、手のひらを正面に向ける。腕が体より前に出たり、うしろに下がったりしないように姿勢を整える

やる気UPストレッチ③
Photo by Saori Takagi

3)息を吸いながら胸を突き出し、ひじを体側に引き寄せる。左右の肩甲骨を中央にギューッと寄せるイメージ。あごを軽く引いて肩を下げ、耳~肩の距離を取る

やる気UPストレッチ④
Photo by Saori Takagi

4)息を吐きながら、上体を前に倒す。首・頭を脱力させ、頭の重さで背中をグーッと引っ張りストレッチをかける。姿勢がツラい場合、ひざを曲げてお腹を太ももに預けてもOK

<回数:1~4を3~5回>

※ 食後すぐにおこなう場合は、4の前屈を省きましょう。

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やる気UPストレッチ①
やる気UPストレッチ②
やる気UPストレッチ③
やる気UPストレッチ④