【座ったままできる】腰の重だるさを解放するお尻ストレッチ
腰が重い、動き出すときにスムーズに立ち上がれない…。そんな不調の背景には、お尻の筋肉のこわばりが隠れていることがよくあります。今回ご紹介するのは、座った状態で脚を前に寝かせて体を前に倒す、お尻をじんわり伸ばすストレッチ。後ろ足を伸ばさない分、腰や股関節に負担が少なく、初心者でも取り入れやすいケア方法です。
どこに効くの?
このストレッチで主にアプローチできるのは、お尻の深層筋(中臀筋・小臀筋・梨状筋など)。これらの筋肉は股関節の安定に関わり、骨盤のバランスを支える役割を果たしています。
しかし、長時間座りっぱなしだったり、運動後にそのまま放置したりすると硬くなりやすく、腰や骨盤まわりの動きを制限してしまいます。脚を前に寝かせて上半身を倒す姿勢は、表面だけでなく奥深い部分までストレッチできるのが特徴。お尻の外側から股関節の深いところまでほぐれることで、骨盤や腰にかかっていた余計な力みが和らぎ、腰の軽さを感じやすくなります。
このストレッチで得られる嬉しい変化
お尻の奥がゆるむと、腰のこわばりが解けて背すじが自然と伸びやすくなります。その結果、立ち上がる動作や歩行がスムーズになり、「腰が軽い」と感じられるように。特にデスクワークや立ち仕事で腰が重くなりやすい人には、短時間でも効果を実感しやすいでしょう。さらに股関節の可動域も広がるため、歩幅が自然と大きくなり、脚の疲れや重だるさの改善にもつながります。リラックスしながら前に倒れる姿勢は呼吸も深まりやすく、体だけでなく心の緊張までやさしく解放してくれます。
どんなとき・どんな人におすすめ?
● デスクワークや長時間の座り姿勢で腰が重くなった時
● 歩いたあとや立ち仕事のあとにお尻や腰の張りを感じる人
● 股関節が硬くて動き出しがぎこちなく感じる人
● 簡単にできる腰ケアを日常に取り入れたい人
やり方
(1)座った状態で左脚を身体の前で曲げます。股関節の真正面に左膝がくるようにし、その膝の角度が90度になるようにしましょう。右足は横側、楽なところに置いていただいて構いません
(2)背筋を伸ばしながら、左の脛に胸を近づけるように前屈していきます。左のお尻がじわじわと伸びるのを感じましょう。反対側も同様に行います
動画で動きを確認したい方はこちらからどうぞ
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