〈梅雨入り〉なんとなくだるい、気持ちがモヤモヤするときにオススメ！全身スッキリできるヨガポーズ

なぜ雨が降ると体はどんよりしやすくなるのか？

雨が降ると調子が悪くなる、元気が出ない、とにかく眠くなるといった不調を感じる方は多いかと思います。この原因となるのが、低気圧と自律神経です。

低気圧によって気圧が下がると、わずかに酸素の取り込み効率が下がることがあり、それに伴い身体がだるく感じる方もいます。低気圧や天候の変化は、自律神経のバランスを乱しやすく、だるさや眠気などを引き起こす原因になることがあるのです。本来副交感神経は、寝る前などリラックスするタイミングで優位になるのですが、雨の日などは日中にも優位になってしまうというわけです。

また、気圧の変化に敏感だったり、気象病と呼ばれる症状に悩まされている方もいますよね。そういう方は何が起きているかというと、内耳にある前庭器官が気圧の変化に敏感に反応し、自律神経の調整がうまくいかなくなることがあります。すると、頭痛やめまいなどの不調を引き起こしやすくなるのです。

湿度が高いと体温調節がうまくいかず、血液やリンパの流れが滞ることで、だるさやむくみを感じやすくなることがあります。今までなんともなかったという方も、梅雨時期や雨の日は少し体調に意識を向けたいところですね。

モヤモヤを吹き飛ばす方法とは？

まずは、自律神経のバランスを整えていくことが大事です。とはいえ、自律神経というのは私たちでどうこうできるものではないのが事実です。バランスを整えるためには、規則正しい生活を心がけること、睡眠時間をしっかりと確保して疲れたと思ったらいつより早めに休むようにする、適度な運動を心がけることなど、生活週間を見直すことが前提です。そのうえで、寝る前にベッドでスマホタイムを作らない、お休みの日に寝だめをしないなどを意識していきます。

そして、一日の中でこまめに水分をとることも大切です。暑くなる季節、喉が渇いた！と一気にたくさん飲んでしまいがちですが、喉が渇いたと感じる前にちょこちょこ飲めるとよいですね。

プラスして、今回ご紹介するヨガポーズもぜひ実践してみましょう！頭を逆さにしますので、逆さの姿勢をとることで、重力の影響が変わり、一時的に血流が変化することがあります。気分転換やリフレッシュ感を得やすいポーズです。今の時期こそ取り入れてみましょう。

マットを準備して始めましょう

頭痛がひどいときやめまいできついときは、このポーズはオススメできません。そうでない場合も、戻ってくるときはゆっくりと…を意識して行っていきます。

1.マットの上で脚を広げる。足先は正面に向け、両手は腰に沿える。

2.息を吸って背筋を伸ばし、背中が丸まらないように上半身をゆっくり倒す。マットと並行のところまで倒したら、そこで一呼吸。

3.息を吐きながら、頭頂を床に近づける。指先が床につく方はつける。足の間からさかさまの世界を見ながら呼吸を続ける。足が痛い方は無理ないところまででOK。

4.まだ余裕がある方は、背中側で両手の指を組み、天井方向に上げる。

5.3回呼吸をしたら、両手を腰に沿え、ゆっくりと床と上半身が平行のところまで戻ってくる。そこで1呼吸。

6.息を吸いながら、元の状態に戻る。

まずは無理せず、深い呼吸とともに行ってみましょう。ひとつのポーズで、上半身下半身ともにアプローチできますので、時間がない方にもサクッとやっていただけます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。