膝裏の硬さが原因?【椅子に座ったままできる】様々な不調を改善する膝裏チェアストレッチ
なんとなく動きにくい、足が重い、姿勢が崩れやすい…。そんなちょっとした不調の原因は膝裏の硬さかもしれません。膝裏の柔軟性は下半身の動きだけでなく、全身のバランスや体調にも影響があります。そこで今回は膝裏の筋肉をほぐすストレッチをご紹介します。
ちょっとした不調は膝裏の硬さが原因?
なんとなく動きにくい、足が重い、姿勢が崩れやすい…。こんな不調を感じることはありませんか?その不調、もしかしたら膝裏の筋肉が硬くなってしまっていることが原因かもしれません。
膝裏の筋肉は、普段の普段の姿勢や動き方、そして年齢とともに変化する筋肉や関節の状態によって変化します。膝裏の筋肉が硬くなってしまうのは、太ももの裏側の筋肉群やふくらはぎの筋肉、膝の関節周辺の柔軟性が関係しています。そして、膝裏の柔軟性は下半身の動きだけでなく、全身のバランスや体調にも影響があります。
また、以下のような生活習慣がある方は、膝裏の筋肉が硬くなってしまっている可能性が高いので要注意です。
長時間の座り姿勢
デスクワークやスマホ操作などで長時間座っていると、膝を曲げた状態が続き、ハムストリングス(太もも裏の筋肉)が縮んだままになります。これが膝裏の柔軟性低下につながります。
運動不足・筋力低下
特に40代以降になると、年齢とともに筋力が低下します。だんだんと筋肉は柔軟性も失われ、硬くなってしまいます。
姿勢不良
猫背や反り腰といった姿勢は、体の重心バランスを崩し、下半身に余計な負担をかけます。負担がかかった状態が続くと、膝裏の筋肉は硬くなってしまいます。
膝裏が硬いことで起こる様々な不調
膝裏の柔軟性が低下することで、さまざまな動作に影響が出てしまいます。
腰痛・骨盤の歪み
膝裏が硬いと骨盤の動きが制限され、腰への負担が増えます。特に前屈動作や歩行時に骨盤がスムーズに動かなくなり、腰を反らせるクセがついて腰痛を引き起こします。
下半身のむくみ
膝裏には血液やリンパの流れを調整する重要な通り道があります。ここが硬くなると、下半身の循環が滞り、むくみや冷えの原因に。
姿勢の崩れ
膝裏が伸びにくくなると、自然と膝が曲がった立ち姿になり、背中が丸まる原因にも。結果として猫背や巻き肩が進行し、肩こりや首こりにまでつながります。
歩き方の乱れ・つまずきやすさ
膝裏の柔軟性が落ちると、足をスムーズに前に出す動作がしにくくなります。歩幅が狭くなったり、つまずきやすくなったりするため、年齢とともに転倒リスクも増加します。
このように、膝裏の硬さは見た目や柔軟性の問題だけでなく、体の土台となる部分に影響を与え、慢性的な不調の原因となることもあります。
膝裏チェアストレッチ
膝裏のストレッチは、運動習慣のない方が急に膝裏を伸ばそうと、痛みを感じたりケガをしたりすることがあります。そこでおすすめなのが、椅子を使ったストレッチ(チェアストレッチ)です。
テレビを見ながら、仕事の合間など、すきま時間に気軽に行え、柔軟性に自信がない方でも無理なく日常に取り入れやすいストレッチです。膝裏の硬さは放っておいても柔らかくなることはなく、年齢とともにますます動きにくくなる傾向があります。ぜひ、日々のセルフケアに取り入れてみてください。
<やり方>
1)椅子に浅く座り、足を腰幅に開く
2)左脚を前に伸ばしかかとをついて、両手を右ももへ置く
3)息を吸いながら背中を伸ばし、吐きながら上半身を膝裏に痛みを感じる手前まで前に倒す
4)左ももの付け根を引き込むように、背中は真っ直ぐのまま、姿勢をキープしながら5回ほど深呼吸する
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
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