【夏の更年期ケア】理学療法士・更年期セラピストの「1分ストレッチ」と管理栄養士の「整え味噌汁」
管理栄養士の石松佑梨です。今回は、理学療法士のmiho先生とお届けする“夏の整えコラボ企画”。 暑さや寝苦しさ、なんとなく続く不調…。そんな夏のゆらぎに、食と体の両面からやさしく寄り添うセルフケアをご紹介します。 miho先生からは「1分でゆるめる朝のストレッチ」、私からは、旬のズッキーニを使った「朝の整えみそ汁」。 忙しくても、がんばらなくても、自分にやさしくととのえる__そんな夏の始め方、今日から一緒に始めてみませんか?
\夏の不調、整えポイントはこの3つ/
「渇き」「冷え」「眠り」をケアして、夏のゆらぎにやさしくアプローチ。次に紹介する【朝の1分ストレッチ】【夏の整えみそ汁】で、無理なく続けられます。
夏の朝活習慣① 理学療法士・miho先生の「1分ストレッチ」
ヨガインストラクターであり、更年期専門セラピストでもあるmiho先生が教えてくれるのは、“だるさ・肩こり・不眠”をラクにする朝の1分ケア。
ポイントは、**「手首をゆるめる」**こと!
更年期はホルモンバランスの変化で、腱や靭帯がかたくなりやすく、手首のこわばりや腱鞘炎が増えることも。家事やスマホでさらに負担がかかり、肩や首までガチガチに…。
でも、手首から肘をゆるめることで胸が開き、呼吸も深くなって自律神経が整います。血流も良くなり、肩こりの改善にも◎。東洋医学でいう「心包経(しんぽうけい)」という経絡をゆるめることで、気の巡りが整い、不眠のケアにもつながります。
【朝1分】手首からゆるめる簡単ストレッチ

1. 四つ這いの姿勢になり、手首を外にくるっと回して指先を自分の方へ
(中指が床についているのがポイント)
2. 息を吸いながら背骨を長く保ち、胸を開く
(中指でじわ〜っと床を押すように)
3. 息を吐きながら手首の内側をゆるめる
→ 深い呼吸を5回(約1分)
手首がつらい方は「ツボ押し」から

手首のしわから指3本分ひじ側、腱と腱の間にある「内関(ないかん)」というツボ。自律神経のバランスを整え、不眠・胃の不調・ストレス緩和にも効果があるとされています。
ー ツボ押しのやり方

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親指をツボに垂直に当て、手のひらでそっと包む
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5秒じわ〜っと押し、3秒ゆるめる
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これを5回、左右どちらも。深呼吸しながら行うとさらに◎
お湯を沸かす間や家事のすき間に、手首ほぐしの1分。ストレッチはテーブルでさくっとするのもOK! こわばりをゆるめて深呼吸するだけで、心も体もふっと軽くなります。
夏の朝活習慣② 管理栄養士・石松佑梨の「整えみそ汁」

こんにちは、管理栄養士の石松佑梨です。これまでトップアスリートの食トレをサポートしてきましたが、今は私自身が更年期の真っ最中。だからこそ、「がんばらない整え方」を、今いちばん伝えたいと思っています。
ズッキーニとみょうがのみそ汁
ー 材料(2人分)
ズッキーニ 1/2本、みょうが 1個、だし汁、みそ
ー 作り方
- 鍋にだし汁を入れて火にかける
- ズッキーニはさっと火を通すだけでOK
- 火を止めて、みそを溶き入れる
- みょうがは直前に刻んで、トッピング
夏の“整えみそ汁”3つのうれしい効果
① 渇きをリセット
朝の一杯で、寝ている間に失った水分をやさしく補給。ズッキーニの水分とカリウムが、むくみの原因になる“余分な水分”の排出も助けてくれます。
② 冷えすぎ対策に
冷房や冷たい飲食で、夏でも体の中はひそかに冷えがち。ズッキーニで熱をクールダウンしつつ、みょうがの香りで巡りを促して、内側の冷えを取り除きます。
③ 夜のぐっすりにつなげる
朝のみそ汁は、腸や自律神経のリズムを整えるスイッチ。みょうがの香りとともに気持ちもゆるめ、夜の眠りまでサポートしてくれます。
「冷たいものばかりだったかも…」そんな朝には、みそ汁でやさしくリセット。がんばらなくても整う朝のひと椀が、夏のコンディションをそっと支えてくれます。
「1分ストレッチ」を教えてくれた先生

physical partner mozzuto -もずっと-
理学療法士/ヨガインストラクター miho先生
4児の母。女性の“ウェルエイジング”を支えるボディ&メンタルケアを発信中。
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