Sayaの星占い(おひつじ座)/2025年前半の運勢【莫大なエネルギーの渦中で力を試される】


なんとなく過ぎていた日々が星を知ると変わりはじめます。あの人がこんなことを言うのは、金星が「逆行」しているから。連絡ミスが多発するのは水星「逆行」のせい。こんなにも気持ちが盛り上がるのは満月だからと言うように。星という眼鏡をもつことで、小さなささやきや予兆にも気づき始め、「今、ここ」に集中できるように。マインドフルに生きられるようになるのです。「今、ここ」を生きるためのマインドフルネスな占星術です。
おひつじ座/2025年前半の運勢

まさに主役運の春。莫大なエネルギーの渦中で力を試される
2025年の前半、とくに立春からの星まわりはおひつじ座さんが主役と言ってもいいほどです。まず2月4日に愛と美の星・金星がおひつじ座に到来したので、ワクワクや創造性が芽生えている人も多いでしょう。12日の満月では恋愛やクリエイティブな活動にも進展があるはず。2月に気をつけたいのは、14日、18日とだんだんにですが、センチメンタルな気分に陥りやすいことですが、24日には行動や戦いの星・火星が「居場所」の部屋で「順行」するので、足もとのトラブルは落ち着いていくはず。
3月もまた要注意な点がいくつか。3月2日に金星がおひつじ座さんの頭上で「逆行」するのがまずひとつ。2月の期待が裏目に出やすいとき。14日の月食によって、日常にも大きな変化が呼び込まれやすいでしょう。また3日におひつじ座に入る水星も、15日に「逆行」をスタート。「自分らしくありたい」という思いをこじらせてしまうことも。ただ20日の春分には太陽がおひつじ座に入るので、この頃からは自己肯定感がアップするでしょう。
ただ、3月末にはまだおひつじ座での混乱が待っています。3月27日には金星が「逆行」したまま、おひつじ座を去り、ひとつ前の部屋に。でも、29日にはおひつじ座で新月&日食があるため、「自分らしくありたい」思いが爆発しそうな気配。30日には水星も「逆行」したまま、ひとつ前の部屋に戻りますが、今度は、同じ日に境界を溶かす星・海王星がおひつじ座にやってきます。海王星の星座の移動は、2012年以来のこと。夢見る気持ちも不安も、とても大きなエネルギーがおひつじ座に流れ込んでくるのです。
4月7日に水星が、13日に金星がひとつ前の部屋で「順行」。16日に水星が再びおひつじ座に入り、18日に火星が「恋愛や創造、子ども」の部屋に入ると、やりたいことに再挑戦するエネルギーが出てくるでしょう。5月1日には今度は、金星が再びおひつじ座に入るのですが、25日には現実化とルールの星・土星がおひつじ座に入ります。〝夢見たこと、アイデアが現実になりやすいけれど、理想とのギャップを見せられる〟……そんな経験をしやすいとき。この間、10日には水星が「経済や豊かさ」の部屋に、21日に太陽が、25日に水星が「環境や伝達」の部屋に。27日の新月以降、発信力は増していくはずです。
6月6日には金星が「経済や豊かさ」の部屋に。臨時収入などもありそうですが、9日には水星が、10日には拡大と保護の星・木星が、21日には太陽が「居場所」の部屋に。走り抜けた春の疲れが出て、休みたくなるなか、この間、17日には火星が「ルーティンワークや日常生活」の部屋に。段取りよく動かないといけない流れ。さらに7月5日には金星が、7日には自立や変革の星・天王星が「環境や伝達」の部屋へ。天王星の移動は、2019年以来。あなたの発信力が俄然高まっていくときです。宇宙から莫大なエネルギーが流れ込むなかで、どうバランスよく使うか。力が試され、問われているときと言えます。
占い・文/Saya

東京生まれ。1994年、早稲田大学卒業後、編集プロダクションや出版社勤務を経て、30代初めに独立。2008年、20代で出会った占星術を活かし、『エル・デジタル』で星占いの連載をスタート。現在は、京都を拠点に執筆と畑、お茶ときものの日々。セラピューティックエナジーキネシオロジー、蘭のフラワーエッセンスのプラクティショナーとしても活動中。著書に『わたしの風に乗る目覚めのレッスン〜風の時代のレジリエンス』(説話社)他。
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Instagram @sayastrology
イラスト/maegamimami

イラストレーター。女性誌・広告・WEB・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動。その他、TVドラマのメインビジュアルや、読売新聞で連載された「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵なども手がける。近年は、ユナイテットアローズBEAUTY&YOUTHとのコラボレーションコレクション、POLA「ディエム クルール」、ATSUGI「アスティーグ」、ワコール「LASEE」のビジュアル、雑誌ケトルで連載がスタートしたサニーデイ・サービス曽我部恵一氏 執筆の初の長編小説「メメント・モリタ」の挿絵などを担当。
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