サプリ疲れしていませんか?「未病」の改善には「腎」がポイント。”腎活”食養生を始めよう
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![松田 真紀](https://images.yogajournal.jp/writer/XLRY6jd9Ivp0wsqjbg5HicMCUObUYkcitzQz4bL9.jpeg)
病気ではないけれど疲れや不調がある「未病」の改善には、食養生「腎」 腎は生命活動を維持するエネルギーの源であり成長、老化、生殖に大きく関わります。腎の働きが衰えると冷えやむくみ、疲れなどの症状が出がちに。腎のエネルギー量を減らさないために、良質な食事や睡眠を取って『腎活』を心がけましょう。
まさに女性の悩み…排出、むくみ予防、ホルモン分泌に影響する「腎臓」
腎臓はさまざまな働きがあります。中でも、主な働きは、「老廃物の排出」「体液やイオンバランスの調整」「ホルモン分泌」「骨粗しょう症予防」など。私たちが気になる健康的な美容、ダイエット、そして更年期コントロールに必要な要素ばかりであることがわかります。
腎臓が不要な水分を排出することで、体内の血液量が常に一定に保たれます。また、肝臓で体内にとりこまれたアルコールや薬などを代謝・解毒し、それらの不要物を腎臓が体外へ排出するのも腎臓。さらに、「ホルモン分泌」や骨を丈夫にする「活性型ビタミンD」を生成する働きもあります。
病気ではないけれど疲れや不調がある「未病」の改善には、食養生「腎」
腎の働きが衰えると「冷え」や「むくみ」「慢性的な疲れ」などの症状がでやすくなります。腎のを健康に保つために、良質な食事や睡眠を取って『腎活』を心がけましょう。
腎臓に負担をかけるもの:できることから、ひとつずつ改善を
”沈黙の臓器”腎臓はしんどくなる前に毎日の生活で労ってケアをすることが大切です。
1 薬やサプリメントの多用
たとえサプリメントでも飲み過ぎ、多用は禁物。プロテインも同様です。腎機能が弱ると栄養素を吸収できな胃だけでなく、慢性的な疲労につながります。水分不足は良くないものの、摂りすぎも肝臓や心臓の負担になり、腎臓にも悪影響があります。アルコールやカフェインは脱水を起こしやすく体内の水分量調節に負担をかけるので控えめに。生活によって個人差があるので、体の水分量を保つイメージで。一度に大量の水分を取るのではなく、こまめに喉が乾かない状態を意識して。
2 たんぱく質
たんぱく質不足は臓器の機能低下につながりますが、一度に大量を取り過ぎるのは禁物。特に一度に大量に摂取すると使われず体外へ排出されるだけ。つまり腎機能に無駄は仕事をさせるだけです。脂質の多い動物性たんぱく質は毒素の排出量が多く腎機能に負担がかかるため、植物性をメイン組み合わせることをお勧めします。
3 爆食やチートデイ、カロリーオーバー、脂質オーバー
カロリーオーバーは肥満を招き、高血圧や高コレステロールに。これらは腎臓の働きを低下させます。肉類や乳製品などの脂質も解毒に負担がかかる食材です。疲れが取れるまでは控えたほうがベター。
ダイエット中の代謝アップの方法として刺激を与えるために一度に大量の食事を摂取する爆食、チートデイなど、極端な食生活も、腎臓には負担です。デリケートな腎臓は沈黙の臓器。だからこそ、できるだけ穏やかにが鉄則。一度傷ついた腎臓は元に戻らないので大切に。
4 体の冷え
内臓は冷えに弱いですが、腎機能は特に冷えは大敵。体を温める食べ物、この時期は発酵食、豆乳やエビなどの良質なたんぱく質、生姜やカブといった根菜がお勧め。入浴やストレッチなどで外側から温めることも大切です。
おすすめ腎活メニュー:かぶと酒粕の豆乳ポタージュ
材料:
かぶ1個
玉ねぎ20g
すりおろし生姜 少々
豆乳100ml
酒粕大さじ1
白味噌少々
作り方:
かぶと玉ねぎはざく切りにして、耐熱容器に入れる。ふんわりラップをかけ、レンジにかけ600wで2分程度、少し透明に柔らかくなるまで加熱。
熱いうちに酒粕と白味噌を加えてブレンダーで攪拌する。
人肌程度に温めた豆乳とカップで混ぜ合わせ、すりおろし生姜を加える。
<ワンポイント>
かぶは体を温めると共に、体内を潤す働きがあります。腎機能を修復するアミノ酸たっぷりの酒粕と生姜でポカポカに。
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