お尻が硬いのは股関節のせい?疲れていてもできるお尻&股関節を緩めるストレッチ
お尻が硬くなっていてほぐしたいと思っているのになかなかうまくできない…、やっているのにあまり効果を感じない…という方も多いのではないでしょうか。実はお尻の硬さの原因は、お尻だけケアしても良くならないケースがあります。そこで今回はお尻が硬くなるデメリットとその解消方法をご紹介します。
お尻が硬くなるデメリット
先日、筆者のヨガレッスン中に「お尻をほぐすストレッチやヨガポーズに取り組んでも、なかなか柔らかくなったと変化を感じにくい」「ストレッチをやってもガチガチな状態…」と生徒さんからご相談がありました。
お尻が硬くなると血行が滞りやすくなり、下半身の冷えやむくみが起きやすくなります。冷えと言うとお腹の冷えを意識する方は多いですが、お尻も同時に冷えていることも。下半身の中でもお尻の筋肉は特に大きいため、冷えることで代謝も落ちやすくなります。結果、下半身太りやぱっとしない体型になる可能性が高くなるため、いつもお尻が冷えているという方は要注意です。
お尻が硬くなる理由として、長時間同じ姿勢が続いていることや姿勢の悪さや運動不足などが挙げられていますが、実は股関節の硬さも原因の一つと言われています。私たちの身体は複雑にさまざまな部位が関連しているため、気になる部位以外にも原因になる箇所がある可能性があります。「お尻が硬いならお尻だけほぐせば良い」というわけでないので、お尻が硬いとお悩みの場合はお尻を直接ほぐすだけではなく、股関節の柔軟性アップも意識すると良いです。
お尻の硬さを解消するコツ
お尻の硬さが気になっている方は、普段の生活の中で長時間同じ姿勢が続かないように休憩をこまめに挟むことを意識してみてください。立ち上がって伸びをするだけでも構いません。忙しい時や集中している時は「そんな時間、もったいない!」と思ってしまいがちですが、いつまでも健康な体でいるためにも、ぜひ今日から意識してみてください。
また、お尻の筋肉は日常的な動作をする時にも使われますので、いつもより少しだけ歩く時間を増やす、エスカレーターを使うのを辞めて階段を使ってみる、ズルズル歩かず脚をしっかり上げて歩くなど、ちょっとした工夫も大切です。いつも「やらなきゃ」と思うときつくなるので、「できる時ににやってみよう」くらいの気持ちでも良いです。日常生活の動きをちょっと意識することにプラスして、今回ご紹介するストレッチをぜひ加えてみてください。
疲れていてもできる!お尻&股関節を緩めるストレッチ
今回ご紹介するストレッチではお尻と股関節、両方をほぐしていきます。横になった姿勢でできるので労困憊な日もできると思います。それぞれそこまで時間がかかるストレッチではないので、ぜひセットでトライしてみてくださいね。
<やり方>
1)マットの上で仰向けになり、両膝を立てる
2)両膝を右側に倒し、右脚を左脚の上に置いて重さを足す
3)腰やお尻が伸びているのを感じつつ、5回深呼吸をする
4)反対側も同様に行う
5)両側のお尻が伸ばせたら、両膝を中央に戻す
6)足裏同士を合わせて、膝をそれぞれ左右に倒す。脚のつけ根まわりがじんわり伸びるのを感じながら15秒キープ
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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