【寒い季節は全身ガチガチ…腰痛もひどくなる】つま先から腰までまとめてほぐす「全身伸ばしヨガ」
寒い季節が到来。腰痛をはじめとする身体のマイナートラブルが、寒さでより気になってきたという人はいませんか? 今日は、伸ばすだけでOK、足のつま先から腰までまとめてほぐす、簡単リフレッシュヨガをご紹介していきます。
寒さで背骨が丸まると腰痛が悪化しやすい
寒くなると、背中が丸まり腰付近にある胸椎が反り出し、骨盤が後ろに倒れやすい状態になります。
本来であれば、背骨はゆるやかなカーブを保ちながら、骨盤、腰椎、胸椎、頸椎とブロックに分かれて共に支えあっています。しかし、背中が丸まり姿勢が崩れることでそれらのバランスが崩れ、背中痛や腰痛につながりやすくなります。
寒い季節は血流が悪くなる
また、寒い季節になると身体の血液は、内臓を冷やさないために、末端の血管を収縮させ、血流を身体の中心に集めようとします。その結果、身体の特定の部位に十分な血液が流れず、痛みへと繋がってしまうのです。 血液には酸素や栄養を運ぶ、老廃物を考慮するといった役割がありますが、血流が悪くなるとそれらの仕事がスムーズにいかなくなるため、筋肉が硬くなったり、神経の圧迫を感じるようになります。
年末の忙しさやストレスも血流悪化の原因
他にも冷えや年末のストレスが原因で、自律神経のバランスが崩れることがあり、それによっても血管が収縮します。血流がさらに悪化して、痛みの増加につながってしまいます。
不調は身体からのSOSサイン
日々忙しいと、不調=厄介なものと思いがちです。しかし、不調は身体からのSOSサイン。無理している、限界を超えているよ、と教えてくれているのです。不調を感じているときこそ、そこに意識を向け、身体を動かすことで痛みを徐々に癒していきましょう。ヨガは自分の体重である自重を使って動かすことで、身体を傷めずに動かせます。ぜひ不調改善にヨガを取り入れてみませんか。
腰痛や冬の不調をケアする「全身伸ばしヨガ」
1、四つん這いの姿勢になり、足のつま先を立てます。
2、身体を前後に動かし、股関節が心地よく伸びる程度の膝の幅にしましょう。
3、息を吸い、吐きながら、股関節とお尻を後ろに下げ、背中を長く伸ばします。
4、余裕がある場合は、両手で床やマットを押し、胸を床に近づけてさらに背中の伸びを深めましょう。
5、十分に伸びたところで、顔を下や横に向けて床につけ、上半身の力を抜きます。
6、両手を引きながら、ゆっくりと身体を起こしていきましょう。
詳しい動画は、こちらからご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く