本格的な寒さが来る前の対策を【冷え性に悩まない体質になるための】座ってできる末端冷え対策ヨガ
秋は気温が急激に下がる季節。気温の低下とともに「冷え」を感じ始めている人も多いのではないでしょうか。夏物から冬物へと衣替えをするように、身体の内側も温めていきましょう。今日は座りながらできる、末端の冷え対策ヨガをお伝えしていきます。
つま先が冷えを感じる理由
つま先の冷えに悩んでいる人はたくさんいます。では、どうして冷えは足先から感じるのでしょうか。それは、人間はもともと体温が大きく変わる動物ではなく、周りの環境に合わせて血液の流れる量を変化させたり、汗をかいたりすることで体温を一定に保つように調節している恒温動物だからです。
「寒い」と感じると、その情報は私たちの自律神経を司る脳の視床下部へ伝わり、そこから、体温を一定に保つようにとの指令が出されます。すると、まずは末端の血管を縮めて、血液の流れをスピードダウンさせ、皮膚表面の温度を低く保ち身体の外に熱を逃がしにくくします。これがつま先や指先が冷たくなる仕組みです。
運動不足の人は冷えやすい
筋肉量が多い人は、血流が良く体内の酸素や栄養素の循環がスムーズです。 これは、筋肉が活躍する際に血液を押し出し、ポンプのような役割を果たすためです。反対に、筋肉量が少なく運動が苦手な人は、特に冷えを感じやすいと言われています。
また、つま先を意識しない生活を続けていくと、足指を動かす頻度が減り、爪の形までも小さく変化していくそうです。まずは短時間でも体を動かすことから始めましょう。
座りながらできる冷え対策ヨガ
※椅子に座りながら行います。転倒には十分注意して行ってください。
1、両脚の足裏を床につけて椅子に座り、お尻を安定させて背中をまっすぐ伸ばしましょう。
2、かかとを床につけたまま右脚のつま先を引き上げます。グー・パーを繰り返し、足指をほぐしていきましょう。余裕がある場合は、両脚同時でもOKです。
3、左足裏を床につけ、右脚を浮かせます。つま先で大きな円を描きながら、足首を回していきましょう。この時お腹に力を入れると、背筋がまっすぐ伸びます。
4、反対回しも行い、脚を入れ替えて同様に行います。できるだけ、足首を大きく動かすことがポイントです。
5、左足裏を床につけ右脚を前に伸ばしかかとをつけ、両手を太ももの上に置きます。
6、息を吸って背筋を伸ばし、吐きながら太ももの付け根から、身体を前に倒していきましょう。呼吸に合わせて、吸いながら背中を真っすぐに、吐きながらさらに前屈を深めます。
詳しい動画は、こちらからご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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