断捨離の本質は「ただ、捨てること」じゃない!断捨離で手放せるものと断捨離がもたらす「循環」とは

 断捨離の本質は「ただ、捨てること」じゃない!断捨離で手放せるものと断捨離がもたらす「循環」とは
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『スムーズに進む! 漫画・はじめての断捨離』(やましたひでこ・監修/宝島社・刊)より抜粋してご紹介します。

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不要なモノを手放して本当に必要なモノを手に入れる 断捨離のしくみ

断捨離はモノを捨てることを、行動として提案しています。そして、その本質は空間を重視することにあります。今の自分をもてなす空間づくりをすることで、執着や不安を手放し、人生をいい循環に導いてくれます。

捨てることを通じて心と人生に向き合う

断捨離は、ヨガの行法である心の執着を手放すために必要な「断行(だんぎょう)」「捨行(しゃぎょう)」「離行(りぎょう)」から生まれた言葉です。余計なモノが入ってくることを断ち、要らないモノは捨てる、それによって新たなモノを取り入れることができて心にゆとりが生まれ、人生がいい方向に循環していく状態をつくることができます。

ミニマリストという言葉と混同されがちですが、ミニマリストは人生の無駄を完全に省き、持ち物を最小限にすることが目的。断捨離は、不要を省いて自分にとって必要なモノだけを残し、その時々において最適化した状態をつくること。本当に好きなモノ、心に潤いを与えてくれるモノは、生活に直接必要のないモノでも手元に残していいのです。
断捨離は、モノと向き合うことで人生や心を豊かにする行為です。

【断】うかつに取り入れない

家の中にモノを入れなければ、ゴミ屋敷になることはありません。吟味して買い物する、要らないモノはいただき物でも遠慮するなど、本当に必要なモノだけを取り入れましょう

【捨】モノを手放す

明らかなゴミやガラクタは一刻も早く家から出すこと。お気に入りだけに絞って、不要なモノは売ったり、寄付したりと手放しましょう。モノに執着・固執しないことも大切

【離】モノ・コト・ヒトが循環する

「断」「捨」ができると、空間が快適になって心にゆとりができます。俯瞰力も身について、自然と循環する家になり、自分にとって最適化された状態を維持できるようになります

部屋がモノに埋もれる3つの“保留”

モノが家の中から出ていくには「判断」「決断」「断行」のステップがあり、これらを保留するとモノが滞りはじめます。まずは、考えなくていいモノを捨てることからはじめましょう。

実は一番難しい 要る・要らないの判断

家にあるモノが必要か不要か「判断」する。これ、片付けのステップ1に思えますが、実はとってもハードルが高いことなのです。判断するときには、さまざまな邪念が入ります。また使えるかどうかで考えるとモノはいっこうに減りません

不要なモノを捨てると決めている?

「要らない」と判断しても、捨てることを決めない限りは家に残ったまま。「まだ使える」などと、せっかく要らないと決めても捨てる「決断」を保留しがちです。不要だと判断したモノはイコール捨てるモノと認識することが大切です

捨てると決めたモノ すぐに捨てている?

要らないと判断し、捨てることを決めて、ゴミ箱に運んで「捨てる」は完了。捨てるモノがいつまでも家にあるのは滞りの象徴です。ただし、「断行」は考える必要がないので、小さなゴミでもいいからまずは捨てることで、断捨離スイッチが入ります

漫画はじめての断捨離
『スムーズに進む! 漫画・はじめての断捨離』(やましたひでこ・監修/宝島社・刊)

監修/やましたひでこ

一般財団法人「断捨離®」代表学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片付け」に落とし込み応用提唱。誰もが実践可能な「自己探究メソッド」を構築。断捨離は人生を有意義に機能させる「行動哲学」と位置づけ、空間を新陳代謝させながら新たな思考と行動を促すその提案は、年齢、性別、職業を問わず圧倒的な支持を得ている。
『断捨離』をはじめとするシリーズ書籍は、国内外累計 700 万部を超える大ベストセラー。アジア各国、ヨーロッパ各国において30 言語以上に翻訳されている。

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