〈もうすぐ師走〉忙しくてイライラしてしまう時におすすめ!副交感神経を優位にするストレッチ
年末年始に向けて忙しさが増してくると、ついイライラしてしまうことが増えますよね。そんな時のイライラ対策には丁寧な呼吸がポイントです。今回は息を吐きやすい姿勢で、かつ、自律神経の通り道でもある背骨周辺の筋肉をほぐすストレッチのやり方をご紹介します。
忙しい時のイライラ対策は「息を吐く」!
そろそろ年末年始に向けて仕事や家のこと、プライベートの付き合いなどが忙しくなってくる時期です。いつもより余裕がなくなると、ついイライラしてしまうこともありますよね。
イライラしている時は交感神経が優位な状態が続いています。交感神経は何か重大な危機に出くわした時やストレスの多い状況においてその場で対決するか(闘争)、はたまた逃げるか(逃走)など、体の状態を整える時に働く自律神経のうちの一つです。
もっと掘り下げると、交感神経が優位な時というのは心拍数がUP、血管は収縮、筋肉は緊張するため体と心を休ませることができず、長く続くと体調を崩す原因にもなりかねません。
そこでおすすめしたいイライラ対策が、「息を吐く」こと。息を吸う時は交感神経が、そして息を吐く時はリラックス神経と呼ばれる副交感神経が優位になるためです。
そこで今回は、イライラした時にぜひやってみて欲しいストレッチをご紹介します。
息を吐きやすい姿勢でリラックス!イライラ解消ストレッチ
今回ご紹介するストレッチは背中を丸めて呼吸を繰り返すストレッチです。背中を丸くすると息を吸うよりも吐くほうが促されて副交感神経が優位になりやすいので、ぜひ参考にしてみてください。
<やり方>
1)正座の姿勢になり、足は重ねず、自然にかかとを開いて座る
2)両手を体の前につき、背筋をスッと伸ばしたまま、上体を軽く前に倒す
3)右手のひらを上に向け、左腕の下をくぐらせる
4)右腕を床につけたら、左肘を曲げて手のひらの上に額を乗せる。息を吸う時は背中を丸くするように、息を吐く時は息を細く長く吐きましょう。お尻を後ろに引くと背中が縦・横に心地良く伸びます
5)反対側も行う
お腹が苦しい場合は膝を少し開き、首元に詰まる感覚がある場合は顔を右に向けるなど、無理のない姿勢で行いましょう。
背中のストレッチは背骨のまわりを通る自律神経のバランスを整えるのにも効果的です。イライラして寝つけない夜などにぜひ試してみてください。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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