【ツライ腰痛にはコレが効く!】脱力しながら行うのがカギ!寝たまま体をねじるだけ「靴紐のポーズ」
「疲れたな〜」と思った時におすすめの陰ヨガを紹介します。夜寝る前やゆっくりと時間が取れそうな日は、壁の前にマットを引いて、じっくり手足を伸ばしましょう。さまざまな不調がとれ、心もリラックスできます。
疲れた体を癒す「陰ヨガ」
陰ヨガとは、姿勢を正したり心身を強くする一般的なヨガとは真反対のスタイルのヨガです。陰ヨガの特徴は以下の3つ。
①60秒以上同じ姿勢を保つ
②限界ラインの手前までストレッチする
③力を抜く
脱力をして自分の内側に意識をむけ洞察をすることで、体だけでなく脳や神経が休まり回復が早まります。またしっかり休息することでリカバリー(気力と体力の回復)となり、レジリエンス(困難をしなやかに乗り越える)力が備わります。
効果としては、自律神経の調整や疲労回復。体の感覚にありのまま気づくマインドフルネスなヨガです。
腰痛や姿勢改善に効く「靴紐ポーズ」
今回ご紹介する陰ヨガ「靴紐(シューレース)ポーズのバリエーション」はツイストがあるのが特徴。背骨と背骨周辺の筋肉と筋膜をストレッチします。
「靴紐(シューレース)ポーズのバリエーション」から得られる効果
・腰痛改善
・猫背改善
・呼吸の深まり
・首の詰まり改善
・胸の詰まり改善
さらに脚を壁に立てかけることで…
・むくみ改善
・血行促進
・股関節の疲労改善
・自律神経の調整と回復
・頭痛改善
などにも効果的です。
経路(気の流れ)もスムーズに
陰ヨガは中医学の経絡(気の流れ)の方向でも体を観察していきます。腎臓・膀胱経絡、胆経絡、肺経、心経絡などにも良い働きがあるでしょう。
・腎経絡:不安や恐れる気持ち。むくみ解消、生理不順、PMS改善
・膀胱経絡:頭痛、腰痛、関節痛緩和、筋肉のつりがとれる
・胆経絡:眼精疲労、頭痛、歯痛、めまい、耳鳴り
・肺経:呼吸困難、喉通、鼻水、声枯れ、せき
・心経絡:血圧異常、自律神経失調、便秘、肩こり
<やり方>
1、壁にお尻を近づけて仰向けになり、脚をまっすぐ上げて壁に沿わせて立てかけます。
2、右膝を曲げ、脚を組むように左脚にかけます。
3、からめた両脚を腰から右に倒して、ウエストをねじります。1〜5分キープしたら元の体勢に戻ります。反対側も同様に行いましょう。
動画と一緒に行ってみましょう。(動画では短い時間で行っていますので、途中一時停止などしながら行ってみてください)
AUTHOR
西川尚美
西川尚美 サンディエゴでヨガに出会う。現在オンラインクラスでブレスワーク、陰ヨガ、瞑想、指導者養成講座を開講している。インサイトヨガのサラパワーズ氏、陰ヨガ創始者ポール・グリリー氏に師事。マインドフルネス陰ヨガ指導者養成講座 開講中。YYTT500、全米アライアンス RYT500認定講師 、介護予防運動指導員 著書「朝ヨガ夜ヨガ」宝島社 DVD「陰ヨガ for beauty & healing」
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