98歳で週3回ジム通い!『メリー・ポピンズ』名優ディック・ヴァン・ダイクが長年続けている習慣とは
ディック・ヴァン・ダイク(98歳)は、映画『メリー・ポピンズ』や『チキ・チキ・バンバン』、最近では『ナイトミュージアム』などで広い世代に知られる、アメリカを代表するハリウッド俳優だ。彼はその卓越したパフォーマンスで長年にわたり多くの人々を魅了してきたが、それ以上に注目されているのは、98歳という年齢でありながら、今もなお元気に活動を続けていること。年齢を重ねてもなお若々しく、活力に満ちた彼の長寿そして健康の秘訣とは?
週3回のジムが良い
ディック・ヴァン・ダイクは、健康で長生きするための特別なダイエットや難しい健康法を特に行なっていない。しかし、彼の日頃の生活習慣と考え方には、私たちが見習うべきポイントがたくさんある。まず、彼は週3回ジムに通い、定期的に体を動かしている。彼は若い頃からずっと運動を続けており、今もランニングマシーンでのウォーキングやウェイトトレーニングを欠かさないと言う。これこそが、彼が今でも驚くべき身体の柔軟性と活力を保っている理由のひとつだ。
「何をしたからこんなに長生きできたのかを考えたことはあるのだけど、分からない。でも、ひとつだけ確かなのは、運動を続けてきたことだ。これが健康でいるための鍵だと思う」と彼は語る。多くの高齢者が体力の衰えを感じて、運動を避けがちですが、ディック・ヴァン・ダイクはその逆を行っている。運動することで体を鍛え、体力を維持し続けることが、彼の健康長寿の秘訣と言えるだろう。
毎日の楽しみである甘いものは欠かさない
また、ディック・ヴァン・ダイクは食生活にも気を使っているものの、過度なダイエットは行っていない。彼は「軽くてフレッシュな食事を心がけ、肉はあまり食べない」と言う。しかし、甘いものには目がないというディック・ヴァン・ダイクは「毎晩、ハーゲンダッツのバニラアイスクリームにたっぷりとチョコレートシロップをかけて食べるのを楽しみにしている」と告白している。「子どもの頃から夕飯の後に甘いものを食べることを夢見ていた」のだという。ディック・ヴァン・ダイクは、過度な制限を設けるのではなく、適度に楽しみながら健康を維持するバランス感覚を大切にしているようだ。
常にものごとの良い面を見る
さらに、ディック・ヴァン・ダイクの長寿の秘訣は、彼のポジティブな考え方にもある。「人生に対する態度が大きな影響を与えると思う」と彼は語り、「常に良い面を見て、良いことが起こると期待してきた。若い頃から常に前向きで、困難な状況でも希望を失わずに生きてきた」と振り返る。これは、彼が長寿を保っている大きな要因のひとつであり、年齢を重ねてもなお新しいことに挑戦し続ける姿勢が、彼の活力を支えているのだ。
また、46歳年下の妻アーリン・シルバーとの関係も彼にとって大きな支えとなっているようだ。ディック・ヴァン・ダイクは、「僕が長生きできているのは、半分の年齢の美しい若妻が僕の面倒を見てくれているおかげだ」と冗談交じりに語っている。年齢差があってもふたりは非常に仲が良く、妻アーリン・シルバーも「年齢差は関係ない。私たちが一緒にいるとき、年齢差を全く考えない」と言う。
ヴァン・ダイクはまた、著書『Keep Moving and Other Tips and Truths About Aging(活動し続けること、そしてエイジングに関するヒントと真実)』でも、健康を維持するための秘訣を語っている。彼は朝早く起きて、コーヒーを一杯飲んでからジムに向かうのが日課だ。ジムでの運動は、彼にとって日常のタスクをより良い気分でこなすための準備でもあり、気分が落ち込んでいるときでも、運動を終えた後には気分が一新され、足取りも軽くなると言う。人生100年時代の今、ディック・ヴァン・ダイクのように年齢を重ねても心も体もポジティブ且つアクティブでいたいものだ。
出典:
Dick Van Dyke, 98, reveals his secret to long life with strict gym routine
Dick Van Dyke, 98, 'can't figure out' secret to longevity, but says one thing is key
Dick Van Dyke on the Secret to a Long Life and Why He Has No Plans to Retire (Exclusive)
AUTHOR
山口華恵
翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。
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